GoogleとYouTubeのフィードバック機能

GoogleやYouTubeには、ユーザーがみつけた機能の不具合や、機能に関する意見・要望を送れるフィードバック機能を用意しています。

ここではフィードバック機能について説明しますが、この機能はGoogleやYouTubeへの問い合わせ機能ではありません。意見等のフィードバックを一方的に送信する機能です。

送っても返事はありません。

Googleに不具合が発生している場合

Googleは基本的に有償で提供しているGoogle Workspace向けに、サービスの提供情報を表示するダッシュボードを公開しています。

ここで表示される内容はサービス自体が使えないような大規模な不具合ですが、無償で使用しているユーザーの機能に関しても、ここで表示されている不具合が影響している場合があります。

自分の環境は問題ないのに、しばらく経っても、そもそも接続できないなどの根本的な問題がある場合、まずはこちらを確認してください。

https://www.google.com/appsstatus

ここに障害情報が公開されている場合は、復旧するまで待つしかありません。

ここに情報が公開されていない細かな不具合等を見つけた場合は、フィードバック機能で送信する事で、Googleがその不具合を認知しやすくなります。

なお、Google Workspaceは99.9%、Google Cloud Platformは99.95%などの稼働率の契約で提供されています。99.9%の稼働率とは1ヶ月に約1時間以上の停止があった場合に、金銭的な保証が受けられる事になります。
つまり1ヶ月に1時間未満程度の停止・不具合はあり得ると考えてください。

YouTubeの不具合・バグ はこちらでもまとめています。

GoogleやYouTubeのフィードバック機能とは

GoogleやYouTubeのフィードバック機能は、ユーザーが機能に関する意見や、不具合の報告をGoogleやYouTubeの担当者に直接送信出来る出来る機能です。

利用しているサービスや環境にもよりますが、例えばWebブラウザで使用しているGmailなら、右上のはてなマークから、Google検索なら右下の設定から送れます。

スマートフォンのアプリ等でも設定画面等から、フィードバックを送信出来ます。

Gmail

Google検索

フィードバックを送る

フィードバックは入力欄にあるように意見やアイデア、不具合なら不具合が発生した状況などを入力します。

その画面で発生している問題ならスクリーンショットを含めるのも有効です。

ここで送信する内容は読んで意味がわかるように、シンプルながら要点がわかるように書くと、担当者が読んだときに意味が伝わりやすいです。

長々書いているが何を書いているのかよくわからない文章、結局何に関する意見なのかわからないような文章、意味不明な単なる文句、略語、隠語等では、内容が理解出来ないため、書いたことが読まれることはないと考えてください。

フィードバックには返信はありません

GoogleやYouTubeがどうしても返信が必要になる場合を除いて、フィードバックした内容に関してGoogleやYouTubeから返信が来ることはありません。どうしても返信が必要な場合とは、1億件に1件くらいあるかもしれない、担当者がどうしても追加情報を聞きたい場合のようなイメージで考えておくと良いでしょう。

今まで返信があったという報告は一度も聞いた事がありません。

つまり、あなたが送信するよくある内容には返信はありません。

フィードバックした内容はどう使われるか

フィードバックした内容はGoogleやYouTubeの内部で使われます。

不具合報告なら、一緒に集まる利用環境の情報とともに不具合の改善に生かされます。

意見や機能要望の場合も担当者に情報があつまり、今後の改善に生かされます。

不具合も意見も同じよう内容が多ければ多いほど、ユーザーの求めている事として優先的に扱われますので、意見があった場合は積極的に送信するのがいいでしょう。

不具合ならいつ修正されるか

Googleのサービスは大小様々な不具合が常に発生し、バグもどこかにあります。Googleは絶対に完璧なサービスではありません。

修正の優先順位は、サービス自体が根本的に使えなくなっている不具合、影響を受けるユーザーが大勢いる不具合が高いです。もちろんセキュリティ上、重要な脅威が予想される場合は最優先で対応されます。

終了予定の機能の不具合、特定の環境の特定のユーザーのみに影響し、回避手段もある場合、ユーザーがほとんどいない古いOSの不具合などは、優先順位が大幅に低くなります。

例えば、特定デバイスの特定言語で発生し、回避手段があるような場合、数ヶ月や数年単位で修正されない不具合もあります。

ほとんどの不具合は知らない間に修正されます。永遠にされないのではと思っていても気づくと修正されていたりします。

気長に待ってください。

不具合の内容の詳細を報告したり確認したい

主にデベロッパーの方で、不具合の詳細を報告したり、不具合の詳細を確認したい場合は、Google Issue Trackerを利用する事も出来ます。

https://developers.google.com/issue-tracker
https://issuetracker.google.com

改善提案などを伝えたい

既存の機能に足らない機能を連絡したい、改善提案等がある場合も、フィードバックを送信して伝えてください。

フィードバックには要点だけを書きましょう

Googleのユーザーは10億人以上います。
そのうちの0.01%が1週間に1回フィードバックを送ると、1週間に10万、1ヶ月で40万件のフィードバックが届きます。

それらが100プロダクトに均等に届いたとして、1つのプロダクトで1ヶ月で4000件になります。

このように大量に届くので、何を書いているのかよくわからない文章では、担当者は誰も読もうともしません。

要点を簡潔に書いて送ってください。

推奨されるのは翻訳した際にも意味が伝わる文章です。

挨拶、日本語でしか意味を持たない挨拶、1文が無駄に長い文章、個人の感想等は不要です。

YouTubeの事をようつべと書くような事含めて、略語・隠語等はあなたの周りにしか通じないため、Googleにそのような略語等を使ってもほとんど理解されないと考えてください。

どうしても反応のあるGoogle関係者に連絡したい

TwitterなどのSNSでは、Googleの該当プロダクトの担当者が反応してくれるかも知れません。

Googleの直接のサポートを参考に該当のプロダクトのアカウントを探して話しかけてみてください。

Googleの社員に直接コンタクトしたい

自分のアイデアをGoogleの社員に伝えたい、不具合に関する苦情を言いたい、Googleに関する意見を言いたいなど、直接Googleの社員に何かを伝えたい場合も基本的にはフィードバック機能から連絡します。

Googleのヘルプコミュニティに重大な内容を報告した場合は、コミュニティのエキスパートがGoogleに連絡することもあります。

実際にフェイストゥフェイスで直接話をしたいような場合は、Googleが開催している各種イベントで、その部門の関係者を見つけて連絡してください。

各地にあるGoogleのオフィスにアポイントなしに訪れても相手にされません。電話しても担当者に繋いでもらえません。

SNS等でみつけたGoogle社員に連絡しても、ほとんどの人が「俺に言われても困る」状態になります。

Googleのヘルプの内容にフィードバックも送れます

ヘルプの内容が間違っている場合もあります。その場合はフィードバックを送ってください。

フィードバックした内容は以下のURLでわかります。

https://www.google.com/tools/feedback/reports