YouTubeとは

そもそもYouTubeとは何でしょうか。

成り立ちから、現在の主要なサービスについて簡潔に説明します。

YouTubeとは

YouTubeは2005年にサービスを開始したインターネットによるビデオ共有サービスです。

初めて透谷された動画は創業者による象に関する動画で、翌年の2006年にはGoogleに買収されました。

この頃はYouTubeのような動画共有サービスはなく、スマートフォンも無い時代でしたが、YouTubeのサービスが始まると一気に人気になりました。人気の要因の1つに権利者に無断でアップロードされるテレビ番組などがありましたが、これを権利者が検出できる仕組みのContent IDを2007年には提供しています。

もうこの頃から不正な動画のアップロードは明確に禁止されていますが、著作権者が黙認や、利益を得ることで掲載が続いている動画もまだまだ多いです。

その動画投稿者などが動画に広告をつけて利益を得られるYouTubeパートナープログラムは2007年にスタートしています。これにより、GoogleはYouTubeをマネタイズできるようになり、2019年のYouTubeの広告収入は年間1.6兆円程度になるまで成長しています。これはGoogleの売上げの10%程度になります。

この広告収入を得るために重要なのがユーザーが投稿している動画です。2020年現在で、1分間に500時間分の動画が投稿されているそうです。この動画を視聴する月間ユーザー数は20億人です。全世界の人口の1/3程度が毎月利用し、広告などが表示されて、YouTubeや動画クリエイターの利益になります。

この広告はGoogle広告から誰でも出稿できます。

さらに、動画クリエイターが利益を出せる仕組みは順次増えており、ライブ配信中のSuper Chat機能、チャンネルメンバーシップ機能が加わり、拍手機能なども増えるようです。

このようにYouTubeはインターネットによる動画共有サービスとして他社を圧倒するサービスに育っています。

YouTubeは何を提供しているか

YouTubeは利用者数も売上げでも世界有数のビデオ共有サービスですが、YouTubeはユーザーに何を提供しているのでしょうか。

主な機能は次のような物があります

  • 動画をアップロードし、それを公開出来る機能

  • 不正にアップロードされた動画を著作権者が検出できる機能

  • 視聴した動画にコメントなどを付けられる機能

  • 動画投稿者が広告などで収益を得られる機能

これらの機能はYouTubeがユーザーに提供している物で、YouTubeはあくまでもビデオ共有サービスというプラットフォームを提供しているのであって、動画自体や、広告などを自分で出しているわけではありません。(YouTubeが自社のサービスを使ってもらうための動画や広告はあります)

YouTubeは動画共有プラットフォームを提供している

YouTubeにアップロードしている動画、その動画に設定されている動画のタイトル、説明、動画に寄せられるコメントなどは、動画投稿者、視聴者による物です。

動画に表示される広告はGoogle広告からの広告を表示しています。

チャンネルや動画の内容、コメントなどに問題があれば、その投稿者に連絡してください。

広告に問題がある場合はYouTubeを通しても報告が出来ますが、Google広告に報告する事も出来ます。