PixelシリーズのデュアルSIMの具体的な仕様

スマートフォンに複数のSIMカードを設定したり、eSIMを設定出来ることも増えていますが、このようなデュアルSIM等での具体的な仕様をはっきりをさせているスマートフォンは少ないです。

Pixelシリーズもご多分に漏れません。

https://support.google.com/pixelphone/answer/9449293

ではDSDS、デュアルSIMでのデュアルスタンバイに対応(2つの電話番号を同時に待ち受けできる)としていますが、データ通信はどのような仕様なのかが書かれていません。

設定すればどちらも常にデータ通信できるのか、データ通信できるならどの周波数帯に対応できるのかなどがわかりません。

一般的にデュアルSIM対応などのスマートフォンはDSDSとだけ表示していることが多いです。

デュアルSIMなどの仕様に、DSSS、DSDS、DSDV、DSDAなどを併記しているところもあります。この用語表記は業界内で統一されているわけでもなく、一般のユーザーも間違えて認識している事も多いので、何が書いてあれば安心して使えるという事はありません。

特に日本のスマートフォン業界はストレージをROMと表記するくらいなので、表記方法は一般ユーザーからすると混乱しかありません。
コンピュータ業界でROMとはRead Only Memoryの意味で使われるため、データストレージ用には使われません。

このDSDSは、単純にデュアルSIMでの通話のスタンバイは出来るという意味で書いていることが多く、周波数帯のサポート、データ通信はどうなのかはその機種の仕様等によってかわります。

実際に、デュアルSIMの仕様をはっきりさせているところは少ないです。

https://xperia.sony.jp/xperia/xperia5m2/spec_sony.html

たとえばここはわかりやすいようにしていますが、これだけではデータ通信に関してはよくわかりません。

書いていないところは、メーカーのサポート等に問い合わせて聞くか、ユーザーが実際にテストして仕様を検証するかしかないです。Pixelシリーズも現時点ではユーザーからの検証待ちの状態です。