YouTubeチャンネルを守る方法
YouTubeチャンネルを乗っ取られる被害が2019年頃から世界中で相次いでいます。
Googleアカウントの基本的な設定、メールが正規の物か認識出来ること、正規のGoogleアカウントログイン画面が認識出来ること、アカウントアクティビティの確認などが必要になります。
Googleアカウントの管理の基本
YouTubeに限らず、Googleなど各サービスのアカウントは1つあれば十分です。
デバイスを新規で購入したり、チャンネルを作成する度にGoogleアカウントを新規作成するなどし、アカウントを新規作成すればするほどアカウントが増え、管理が難しくなります。
まずは、持っているGoogleアカウントを整理しましょう。無駄なアカウントは削除することも考えましょう。
その上で、本当に必要な少数のアカウントをしっかり管理できるようにし、そのアカウントでYouTubeチャンネルを管理しましょう。
Googleアカウントのセキュリティ設定
将来も使えるメールアドレスを忘れないようにする
Googleアカウント自体@gmail.comのGmailアドレスを使うのが推奨されます。@gmail.com以外のメールアドレスのGoogleアカウントを使う場合は、そのメールアドレスが恒久的に使えれば問題ありませんが、何らかの契約で使っている物なら、使えなくなってしまう可能性があり、将来問題になる可能性があります。
どのメールアドレスを使うにしても、そのメールアドレス自体は忘れないようにしてください。
パスワードはそのアカウントだけのユニークで誰にも推測されない物にする
パスワードを他サービスと同じにしないでください。他のサービスでパスワードが流出したりすると、同じにしているアカウントに複製にログインされる可能性があります。
パスワードを設定する際は個人情報などから推測できないようにしましょう。
アカウントの復旧手段等を設定する
Googleアカウントは他のメールアドレス、電話番号などのアカウントの復旧手段を設定出来ます。何かあったときに備えて復旧手段を設定しましょう。
2段階認証を設定する
もしもパスワードが知られてしまったとしても、2段階認証を設定していればアカウントへのログインを阻止することが出来ます。
電話番号を使ったSMSに加えて、スマートフォンの認証アプリ等を利用出来ます。
アカウントのアクティビティを常に確認できるようにする
Googleアカウントだけでなく、各アカウントは新規デバイス等でログインしたときにメール等でアカウントのアクティビティ状態を通知しています。
もしも不正にログインされたとしても、このアクティビティ通知に早期に気づけば被害を最小限にすることが出来ます。
アカウントのアクティビティ確認用のメールアドレス等は常に確認できるようにしましょう。
本物と偽物の情報を見分けられるようにする
世の中にはフェイク情報があふれています。
例えば本物になりすました偽のメールが送られてきたり、本物っぽいサイトなど、本物っぽいけど実は偽物という情報が沢山あります。
これらの情報を見分けられるようにしましょう。
メールが本物か見分ける方法
メールは送信者名、メールの送信元などから本物か見分けることが出来ます。
メールの送信者名は簡単に偽装可能で、メールの送信元(Form: で表示される物)も簡単に偽装できます。
単に送信者名などだけで判断しないようにしましょう。
そのメールが本物かどうかは、メールのヘッダーを確認して本当の送信者で間違いないのかを確認する必要があります。
ただ、これだけでも判断は難しく、本物の送信元が乗っ取られて、正規のメールとして偽物のメールが送られることもあります。
メールの内容なども含めて判断する必要があります。
それでもメールが本物かどうかを判断するのは難しいです。こちらのフィッシングメールが見分けられない理由も確認してください。
メールの確認方法の詳細はメールの確認方法を確認してください。
不要なソフトはインストールしない
メールで連絡があったソフト、よくわからないがYouTube管理に必要なソフト等含めて、添付ファイルは絶対にインストールしないでください。PDFファイルなどに見せかけた不正ソフトもあります。
アカウントを乗っ取ることを目的とした偽のソフトによる被害が相次いでいます。このソフトを使われると端末自体が乗っ取られるので、2段階認証などの効果が無くなります。
もう一度書くと、メールで届いた添付ファイルは絶対に開かないでください。いつもやりとりしている所からのメールでも添付ファイルは十分注意してください。そのやりとりしている所は、本物ではない可能性があります。
セキュリティソフトをインストールしているから大丈夫だと思っている方も多いですが、検出が困難なファイルレス型のウイルスも多数確認されています。セキュリティソフトは絶対ではありません。
Webサイトが本物か確認する
サイトが本物かどうかは、URLをみればほぼ判断できます。
URLだけでもわからない場合もありますので注意しましょう。
Webサイトが本物かどうかの詳細はWebサイトの確認方法を確認してください。
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