Googleアカウントへのログイン方法

Googleアカウントにログインするには、正しいアカウント、正しいパスワードが必要です。

普段と異なる環境からのログインの場合、登録している電話番号等での認証が必要になる場合もあります。

Googleアカウントは世界トップレベルのセキュリティが提供されています。
無料で使えるGoogleアカウントだからと、適当に管理した結果、ログインできなくなってしまう方が多数発生しています。

Googleアカウントへのログイン方法を解説します。

ここに書いてある内容はGoogleアカウントログインに関するFAQ(よくある質問と答え)です。

以下に書いていることを簡単にまとめると、正しい認証情報で頑張ってログインするしかないです。

以下の内容をやっても出来ない場合に頑張ってアカウントを復元する 方法の解説はこちらで説明しています。

アカウントログインに関する有人サポート

Googleにログインできなくなったアカウントへの有人サポートはありません。電話、オフィス、その他SNS等でログインのサポートはしていません。

ログインできなくなったら、Googleに復旧の依頼をすれば良いとしている情報がありますが、ログイン復旧時に似た項目が出たとしても、そこに入力すれば必ず復旧されるとは限らないです。

もしも検索結果に電話番号が表示されていても、電話しないでください。テクニカルサポート詐欺の可能性があります。

このような場合はGoogleアカウントの復元は困難です

これらが複数組み合わされるほどアカウントの復元は困難になります。

常にアカウントの設定を確認、復元出来るように情報を追加するなどしてください。

GoogleアカウントのIDや電話番号でログインする

GoogleアカウントのIDはメールアドレスです。

@gmail.comのメールアドレスを使っている場合は、@gmail.comを省略したユーザー名部分だけでもログインできます。

@gmail.com以外のメールアドレスを使っている場合は、そのメールアドレスを入力します。

メールアドレスがわからなくなった場合などには、登録している電話番号でのログインも可能です。

電話番号は国番号などは必要なく、入力している環境から国情報などは判断されるため、日本なら090などから始まる番号を直接入力可能です。

一つの電話番号で複数のGoogleアカウントを登録している場合は、一番始めに登録したアカウントのみ電話番号でログインできます。
一つの電話番号で複数のGoogleアカウントを登録している場合の電話番号での復元は困難になる事があります。

Googleアカウントがわからなくなった場合

Googleアカウントがわからなくなった場合、「メールアドレスを忘れた場合」からGoogleアカウントを探します。

ここで探せるのは、そのGoogleアカウントに電話番号、再設定用のメールアドレスを登録している場合です。

登録していない場合、登録している電話番号、メールアドレスが使えない場合はGoogleアカウントを探すことが出来ません。

残っている様々なデータからアカウント情報を探すか、思い出してください。

アカウント復元時にしばらく待つような表示が出た場合

その表示時間や日数待つしか無いです。

例えば6時間と書いてあっても6時間後ピッタリに何か出来るわけでは無いので、翌日とかに試してみてください。

Googleアカウントの間違いに注意

他人のGoogleアカウントに間違えてログインしようとする方が結構な確率でいるようです。

ログイン時に見覚えのない番号等が表示されたり、他の言語で表示された場合は、ログインしようとしているアカウントを間違えていないか確認してください。

Googleアカウントログインでよくある勘違い 

パスワードを間違えていないのにログインできない場合

Googleアカウントは単純にIDとパスワードだけで認証しません。

ログインしている端末やネットワークの状況や過去のログイン状況を含めて総合的に認証しています。

興味がある場合はGoogleのユーザー認証の流れを確認してください。

パスワードを本人確認書類を提出した上でGoogleの管理者に聞こうとする方もいるようです。
Googleなど、まともなサービスはパスワードをそのまま保存していないので、システムの管理者もパスワードはわかりません。どこかに問い合わせたとしてもパスワードを教えてくれることはありません。適当な本人確認で、アカウントのロックを外すような脆弱性のある所と比較してGoogleはサービスが悪いと意見する方がいますが、アカウントのセキュリティで最も危険なのは、電話等によるいい加減な本人確認です。

Google等によるパスワード管理に興味がある場合はパスワードの管理方法を確認してください。

新規端末でパスワードがわからなくなった場合

今まで使ったことない端末でログインする際に、パスワードがわからなくなった場合、本来のユーザー以外がパスワードを探ろうとしているとGoogleは認識します。つまり、アカウントをハイジャックしようとしているのではないかとGoogleは認識するため、通常よりも認証が厳しくなります。

パスワードがわからなくなった場合は、いつも使っている端末から再設定した方が認証が通りやすいです。そうならないように、特に新規端末を使うような直前には、自分のアカウント管理をしっかり行いましょう。

質問が表示されない、選べる選択肢が少ない場合

ヘルプ、どこかのサイトなどには、パスワードがわからない場合などに、様々な質問が出てくると表示されています。

再設定用の電話番号、再設定用のメールアドレス、秘密の質問など、それぞれの項目は入力していない場合には表示されることはありません。事前に各種情報が設定されていないアカウントの復元用の選択肢はほとんどありません。

復元環境によっては、不正な復元を防ぐために質問の選択肢が少なくなることもあります。

SMSが届かない場合

SMSはGoogle外のSMS送信業者によって送信されています。SMS送信はトラブルが発生しやすいため、すぐに届かない事もよくあります。

そのような場合は、しばらく待ってみるのが最も有効です。しばらくとは30分から数日までその時によって異なります。送信元は一般的に、送信先と同じ国からです。マイナーな地域の場合はアメリカからの場合もあります。

SMSがそもそも届く状態になっているのかを確認する事も重要です。

固定電話の音声通話で認証していた場合

固定電話の音声通話で認証していた場合、システムの何らかの状況によって認証出来なくなることもあります。

これしか認証手段がない場合は、出来るようになるまで定期的に認証を試すくらいしかないです。

Googleアカウントと電話番号 も確認してください。

Googleによるヘルプ

Googleアカウントにログイン出来なくなった場合に関する、Googleによる案内はこちらにあります。

https://support.google.com/accounts/answer/7682439

https://support.google.com/accounts/answer/7299973

https://support.google.com/accounts/troubleshooter/2402620

2段階認証が出来なくなった場合

Googleの2段階認証は、携帯電話のSMSが最低限必要でしたが、2020年春すぎからSMSでの認証はセキュアではないと判断されたためか必須ではなくなりました。

それ以前に登録していた場合は、SMSでの認証が必ず出来ます。電話番号でSMSが使えない、電話番号を変えた場合、海外でSMSが届かないような場合は2段階認証が出来なくなります。

https://support.google.com/accounts/answer/185834

そのような場合はGoogleのヘルプにあるスマートフォンを紛失した、または盗まれたと同等の対応をする必要があります。

Google Authenticatorに登録しているデータ

AndroidやiOS向けに提供されているGoogle Authenticator(認証アプリ)は、2段階認証などのおけるワンタイムパスワードを発行するアプリの1つです。

Google Authenticatorを利用している場合、スマートフォンを買い替える場合は注意が必要です。この場合、一旦2段認証を解除してから、新しいスマートフォン用に設定し直すのが基本です。

このアプリのデータが自動的にバックアップされたりすることはないです。(一部の特殊な環境でのみバックアップされます)(2020年5月現在)

より高機能なデータの移行などが出来るアプリがMicrosoftやSalesforceなどから提供されています。

Google Authenticator(認証アプリ)のAndroid版、iOS版は、2020年12月までに登録データの移行が出来るようになりました。移行には、移行する前の端末と、移行する端末が必要なので移行する前に処分しないでください。

Google Authenticatorの使い方

https://support.google.com/accounts/answer/1066447

このアプリ自体の機能等はGoogle Authenticatorとはでも紹介しています。

認証できない場合

Googleアカウントにログイン出来なくなった場合、登録している復旧用のメールアドレス、電話番号等での認証が必要になります。

それらが無い場合はGoogleアカウントにログインすることが困難になります。

事前に使えるメールアドレス、電話番号を設定し、定期的に確認してください。

本人確認できない理由

Googleアカウントの復元をしていると、最終的に本人確認できないとなる場合があります。

Googleアカウントの認証は単に、アカウントのメールアドレスとパスワードが一致しているかを見ているのではありません。

接続元の端末、接続しているネットワークなどログイン状況も確認しています。

認証はGoogleのユーザー認証の流れのようになっています。

今まで利用していた環境とは異なる場合、復旧用の電話番号やメールアドレスで認証できない場合などは本人確認できないことがほとんどです。

Googleアカウントログイン時に本人確認になる理由

どうしてもGoogleアカウントにログイン出来なくなった場合

上記の何を試しても自分のGoogleアカウントにログイン出来なくなった場合、それ以外の復旧方法は用意されていません。

Googleの特殊なサポートは用意されていません。電話サポートもありません。

仮にそのようなサポートがあっても、アカウント復旧プロセスと同じ事が聞かれるだけです。

証明書などを提出したとしても、アカウント復旧に用意している情報と一致しないので役に立ちません。

ログインできなくなったアカウントを削除することも出来ません。アカウントを削除するにはログインする必要があります。

どうしてもログインしたい場合は頑張ってログインをするしかないです。

ハイジャックによってGoogleアカウントにログイン出来なくなった場合

高度な手段を用いてご自身のアカウントがハイジャック(ハッキング、乗っ取り)された場合は、基本的なアカウント復元を試してください。

どうしても復元が出来ない状況なら、ハイジャックされた詳細をGoogleアカウントコミュニティに相談してください。

アカウント乗っ取りで、よくある勘違いはそれはアカウントの乗っ取りではありませんにまとめています。

アカウントが乗っ取られるとどうなるのか、乗っ取られた直後、その後についてはGoogleアカウントが乗っ取られたらどうなるか で説明しています。

ログインできなくなったGoogleアカウントはどうなるか

Googleアカウントにログイン出来なくなった場合、そのアカウントはGoogleが保存している限り残ります。

2020年11月に、利用しているサービスを使わなかった場合、Googleが2年後にデータを削除できるポリシーが作られ、最短で2023年6月よりデータが削除される可能性があります。この場合、アカウントは残りますが、Gmail、Googleドライブ、Googleフォトのデータはアクセスしないと消える場合があります。

アカウント無効化ツールで設定していれば、設定した期間ログインがなければ自動的にアカウントが削除されますが、通常設定していないので削除されません。(これを設定するような人は他にも様々な情報を入力しているはずなので、アカウントの復旧は可能と思います)

ログインできなくなったGoogleアカウントを使って公開している情報も残り続けます。(Googleマップのクチコミ、YouTube、共有しているデータ等)

これらのデータを削除するにはログインするしかないので、公開を止める方法もありません。Googleに頼んで消す方法はありません。Googleから情報を削除する方法もありますが、ログインして削除するのが基本です。

ログインできなくなったアカウントのデータはそれ以上何も出来ないのであきらめてください。もしも該当のアカウントに不正にログインされた場合、残ったデータが悪用される可能性もあります。

ログインできなくならないように、アカウントをしっかりと管理してください。

一定期間アクセスできなくなったときにデータを自動消去するアカウント無効化ツールもあります。

亡くなった方のアカウント

死亡した方のアカウントであっても、ログイン等は出来ないです。定期契約は次の項目で説明しています。

何らかの理由があって、そのアカウントの情報等が必要な場合は

https://support.google.com/accounts/troubleshooter/6357590

のヘルプの内容を確認してください。

ログインできなくなったアカウントでの定期支払い

Google Playなどでの定期料金の支払いなどが、ログインできなくなったアカウントで続いている場合も、基本的にはアカウントを復元して自分でログインして支払いを停止します。

どうしてもログイン出来なくなった場合は、有料契約を利用している他のアカウントでGoogle Playのサポートに問い合わせるか、利用しているクレジットカード等の金融機関にその支払い手段自体(口座の解約等)の停止を問い合わせてください。

詳細は定期契約の解約方法 を確認してください。

ログイン環境を確認しよう

例えばWebブラウザのキャッシュとクッキーの問題でサイトのアクセスに問題が発生する場合があります。また、拡張機能に問題がある場合もあります。
ログインに問題が発生している場合で他に出来ることが無い場合は拡張機能をすべて停止したり、Webブラウザのキャッシュとクッキーの削除も効果がある場合もあります。
セキュリティ機能が影響する場合もあります。

安全にアカウントを運用する方法

Googleアカウントを安全に運用するにはアカウントの設定や様々な確認などが必要です。

Googleアカウントを安全に管理する方法 

安全なパスワードの設定方法 

などを確認してください。