GoogleからSMSが届いた場合
Googleはアカウント関連でユーザーにSMSを送信する事があります。
このようなSMSが届いた場合にすべきこと、すべきではないことを解説します。
なお、SMSはショートメッセージサービス(Short Message Service)の略で、ショートメールではありません。
ショートメールというサービスは2012年までNTTドコモが提供していた、ドコモ内のユーザーにのみ文字メッセージを送信出来るサービスです。
SMSは全世界の携帯電話ユーザーに相手先の電話番号だけで文字メッセージを送信出来るサービスで、日本以外で1990年代から使われているグローバルで通用するサービスです。英語ではText Messagingやそれを単純に略したTEXTと言われることが多いです。
SNSはSocial Networking Serviceの略で、全く異なるサービスです。
Googleアカウントでの電話番号登録に問題がある場合はGoogleアカウントと電話番号を確認してください。
Googleから届くSMSの送信元
Googleや様々な企業等から何らかの理由でSMSでメッセージを送信しています。SMSの送信は外部のSMS送信サービスが使われています。
SMS送信の際に使われる送信元の電話番号、送信元の表示はサービスによって変わります。
また、電話番号の番号表示は偽装することも技術的に可能なので、その番号や送信元名だけで、送信元を判断しないでください。
偽のSMS送信でよく使われる手法
本物のGoogle等が使っている番号、名前と同じ番号に偽装したSMSを送信する。
本物が使っているのと同じSMS送信サービスを使い、同じ番号で偽のSMSが送信される。
発信元電話番号の偽装は可能です。
SMSは何かのきっかけで送信されます
GoogleからのSMSは通常、ログイン時の本人確認、セキュリティ上の問題がある場合などに送信されます。
自分がログインしようとして送信されたSMSはGoogleからの物です。何もしていないのにセキュリティ上の問題としてSMSが送られる場合は、誰かがあなたのアカウントにアクセスしようとしているのかも知れません。
このような場合に、送られてきた確認コードは、Googleの正規のログイン画面に入力して使用します。
スマートフォンを使っている場合は、SMSの受信を自動的に検知して、入力が自動化されている場合もあります。
SMS内のリンクはクリックしない
どのような理由があっても、SMS内のリンクはクリックしないでください。
セキュリティ上の問題、宅配便の再配達の受付等、偽のSMSは様々な理由で送信されます。
それらのリンクは偽のサイトへ誘導する物で、どのような理由があってもそのリンクをクリックしないでください。GoogleからのSMSであってもクリックする必要はありません。
Googleではありませんが例えば
https://amazon.co.jp.udi.buzz というリンクをつけたSMSが送信されていたことがありました。ここにアクセスするとどこに行くか判断できない方は多いです。
詐欺SMSに関するIPAによる解説
詐欺SMSに関するIPAによる解説
SMSに返事をしない
SMSにどのようなことが書かれていても、知らないところから身に覚えのない内容の場合、電話番号に電話やSMSで返信しないでください。
Googleからの物の場合、
などをWebブラウザのブックマークや直接入力からGoogleに直接ログインして確認すれば対応できます。
Googleが電話等での連絡を求めることはありません。
Googleから届くSMSの番号
03-3760-8083
03-4405-8846
03-4405-1298
050-5830-9271
070-1356-9635
070-1448-8907
070-1448-5327
070-3320-3350
090-7009-1448
0120-578-225
1(202)455-8888
など、他にもあります。
Google SMS でも届く番号は紹介しています。
ショートメールサービスは終了しています
ショートメールというのはNTTドコモがSMSが始まる前に使っていた電話番号ベースのメッセージサービスの名称です。2012年にサービスは終了しました。
現在ショートメールというサービスは提供されていません。
SMSとは
SMSはShort Message Sarviceの略で、携帯電話の電話番号を使ってメッセージが送受信出来るサービスです。
世界では1990年代から一般的に使われていましたが、日本では2011年から使えるようになりました。それまで使えていたのは各社独自にサービスされていたSMSっぽい似たサービスです。(ドコモの場合は前述したショートメール)
アメリカなどの英語圏ではSMSをTEXTやText Messageと呼ぶなど、呼び方は様々です。
SMSは将来よりリッチなメッセージの送信が可能な、RCS(Rich Communication Services)に移行する可能性があります。日本ではRCSを「+メッセージ」という名称にしています。