クレジットカードの見覚えのない請求

クレジットカードにGoogleから見覚えのない請求が来ることがあります。

自分で使用した場合、設定している家族が支払いした場合、他人が無断でGoogleサービスを使用した支払い、Googleを装った偽の請求など様々です。

クレジットカードへの請求含め、自分で使った金額、自分が管理出来るアカウントでの請求内容はGoogleの支払い関係に確認方法を紹介しています。

他のクレジットカードではない請求に関する内容についてはGoogle名での請求の内容を確認したい方へ でも解説しています。

Google Adsとは何か

クレジットカードの明細に「Google Ads」のような決済が2022年後半から記録されている事例が増えているようです。

Google Ads自体は「Google広告」の事ですが、自分のGoogleアカウントでGoogle広告の広告出稿(YouTube広告含む)をしていないなら、基本的に不正な請求です。

Googleでは無く、カード会社にクレジットカードが不正に使われていることを伝えてください。

自分のGoogleアカウントで、Google広告の出稿が勝手に行われていないかを確認することも有効です。。

Google広告 https://ads.google.com

Google*Gsuite とはなにか

旧G Suite、現在のGoogle Workspaceの事ですが、Google Workspaceを使用していないなら上と同じように不正請求です。

見覚えのない請求があった場合

クレジットカードにGoogleらしきところから見覚えのない請求があった場合、クレジットカード会社に問い合わせてください。

クレジットカードの不正請求は、カード会社に連絡してください。
(あえて2回書きました)

そうすると、Googleに問い合わせろと言われることが多いようです。

クレジットカード会社に、この手の質問をする人は多いようで、ほとんどのパターンは「Google Playの支払いを家族が勝手に行った事をクレジットカードの持ち主が把握していなかったことが原因」のようです。

カード会社がGoogleに問い合わせろという発言をしている趣旨は「自分や家族のGoogleアカウントで支払い履歴を確認する」という意味です。Googleのサポートセンターに問い合わせろという意味ではないです。わからない場合に問い合わせること自体は有効ですが、この件で問い合わせても何も解決しません。

実際に家族がAndroidを使っていたり、子どもにゲームなどで遊ばせるために自分のスマートフォンを使わせたりすると、知らない間に有料の料金をクレジットカードで支払うようなことが発生しています。

これを防ぐにはGoogle Playでの支払い時にパスワードを必須にするなど、支払い関係のセキュリティを厳しくしてください。

Googleがこの件を説明しているヘルプはこちらにあります。 https://support.google.com/googleplay/answer/2851610

クレジットカードに身に覚えのない請求があった場合、カード会社に問い合わせるのが基本

仮に、決済日に日本にいて、オンラインでも使っていないのに、インドの何らかの販売店らしきところの請求があったとします。

その場合、あなたはインドのその販売店らしき所に問い合わせますか。

カード会社に連絡して、インドには行ってないし、オンラインでも使っていないことを伝えると思います。

自分で使ってないし、家族でも使っていないなら、カード会社にその旨をしっかり説明して対応してもらってください。

使用した店舗に伝えたところで意味はありません。Googleに言っても仕方ないです。

Googleからの請求かを確認する方法

Googleからの請求はこちらのヘルプにある内容で、カード会社の明細に記載されます。単にGoogleとなっているだけの場合、不正業者がGoogleの名前を勝手に使っているだけな場合もあり得ます。カード会社が請求者名を勝手に書き換えている場合もあります。

https://support.google.com/paymentscenter/answer/9003663

この情報はあくまでも参考にしてください。様々な状況があるため、絶対にこの表示になるとは限らないです。

不正な利用だった場合

自分でもなく家族でもない場合、まずは自分の持っているGoogleアカウントでの利用状況を確認してください。

もしも自分の知らない利用があった場合、アカウントが不正に使われている可能性があります。

自分や家族でもなく、自分のアカウントにも利用履歴がない場合

のどちらかです。

カード会社や警察に相談してください。

クレジットカードが不正に使われてしまう仕組み

クレジットカードが不正に使われていしまう仕組みはいくつかあります。

店頭で使った場合などに、カード番号等を不正に取得されて、その番号で勝手に使われる場合

このようなクレジットカードの不正な取得はスキミング(Skimming)と呼ばれています。スキニングではありません。

どこかで使ったクレジットカードの情報がどこかから流出して、その情報を元に使われる場合

クレジットカードの情報は定期的にどこかから大量に流出しています。流出した番号などの情報は闇市場で売買されています。

適当に数字を入力した番号で使われた場合

クレジットカードの番号は規則性があり、その規則を使ってランダムに作った番号で決済して成功すれば使えます。たまたま自分の番号とランダムに作成された番号が一致する場合もあります。

番号等を知っている人が勝手に使った場合

家族等が財布などから勝手にクレジットカードの番号を見て、勝手に使う場合もあります。

クレジットカードが盗まれた場合

これが基本ですが、財布を無くしたりすれば、他人にクレジットカードが使われることがあります。

スマートフォンで購入時に認証を必要とする

家族とスマートフォンを共有する場合、子どもにゲームを遊ばせる場合など含め、購入時に認証を必要とする設定は必須です。

スマートフォンのゲーム、YouTubeのSuper Chat、映画の購入など含めて全ての購入は認証が必要なように設定しておきましょう。設定せずにクレジットカードの請求を見たら子どもが勝手に使った数十万円の請求が来て驚く方が少なくありません。

定期的にカードの使用状況の確認、ストアのアカウントの利用明細の確認も欠かさないようにしましょう。

Androidの設定方法 https://support.google.com/googleplay/answer/1626831

AppleのiTunes Store、App Store(iPhone)の設定方法 https://support.apple.com/ja-jp/HT204030

子どもが勝手に使っていたことがわかった場合

子どもが勝手に親のクレジットカードで課金をした場合 を確認してください。

Googleお支払いセンター

https://support.google.com/paymentscenter

この手のことをすぐに判断できない方は危険

クレジットカードに見覚えのない請求があった場合、関連のアカウントなどを確認して、自分の支払いでない事が確認できれば、カード会社に直接連絡するのが一般常識です。

カード会社に連絡せずに、支払っているらしき所に連絡したりするのは、詐欺に引っかかる典型的な間違った対処方法であって、この手のことを自己判断できない方は非常に危険です。
今後更に複雑巧妙化する金融詐欺に、またまだ単純な現時点ですら対応できなくなるっている場合があります。