Geminiのような生成AIは、様々な情報を事前に学習し、その学習した内容から回答を生成しています。
そのため、最新の内容は答えない傾向にありますが、2025年11月現在のGeminiはどうでしょうか。
結論から言えば数十分前に発生した事件についても詳しく答えます。
旧来の生成AIは例えば半年前までの様々な情報を事前にかなりの時間をかけて学習します。
その学習データを使って、チャットボットがユーザーが入力した内容に最もふさわしい回答をします。
そのため、最新の内容は答えられないのが通常でした。
例えば、新しく決まった政治家に関しては反映せず、数ヶ月前に変わったG7加盟国の総理大臣、大統領を聞いても、半年以上前の内容を答える事がありました。
例えば日本時間2025年11月5日午前8時に最新の内容を質問すると1時間に発生した事件に関しても答えます。
Google検索のAIモードなど、GoogleのGeminiは最新の内容を答えられるようになっているようです。(Gemini 2.5 Pro)
2025年11月5日にGeminiにいくつかの国際的なニュースを質問しました。日本以外の内容は現地時間。
11月1日、3日にイギリスで発生した列車の事件、事故を答える。
11月2日に終わったMLBワールドシリーズの結果を答える。
11月3日のアフガニスタンでの地震を答える。
11月3日のディック・チェイニー元副大統領の死去を答える。
11月4日の日経新聞のセキュリティ事案を答える。
11月4日のブリュッセル空港の問題を答える。
11月4日のUPS貨物機の事故を答える。
実際の最新内容のやりとり(2025年11月5日午前8時)
https://gemini.google.com/share/00d63f83559b
最後のUPS貨物機の内容について、事実を答えるだけかを試すため、わかっている現状での影響も答えました。最後の内容だけ。
https://docs.google.com/document/d/1xv6hRavBaWpSx3wpbdvV4hV8B9eh-U-3yrVyzHBFqMY/edit?usp=sharing
Proなら出来ることがわかりましたが、2.5 Flashではどうでしょうか。
日本時間2025年11月14日午前9時40分頃にアメリカのプロ野球MLBのMVPについて聞くと、直近の内容を答えました。
長いチャットのやりとりの中では間違って答える事もあり得ます。
そのような場合、新しいチャットでシンプルな質問をしてみてください。それでも答えない場合はGeminiがまだ学習していない内容、何かの問題が考えられます。通常、古いことを答えても、新しいチャットでシンプルな質問をすれば最新の内容が反映されていると思います。
長いやりとりなどの中でAIが間違った内容を答えてしまうのは、人間が喋っている中でたまに間違ったことを言ってしまうのと同じような状態です。そうならないように返答はしっかり確認した物を答えるように事前に設定することも重要です。
以下で説明しているますが、GeminiのようなAIはRAGという技術で最新のウエブ上の内容を検索して回答を生成します。
ここで「昨日」など曖昧なチャットを入れた場合に、検索で出てきてしまう間違った情報と混在した場合に、2025年11月に提供が始まったGemini 3でも古い情報で答える事があります。
例えば2025年11月24日時点で、2025年11月23日に終わった大相撲の結果を知りたいとします。
「2025年の大相撲九州場所の結果についてまとめて」とした場合は、2025年11月23日に千秋楽を終えた相撲の結果を表示してくれます。
これを2025年ではなく「昨日の大相撲九州場所の結果についてまとめて」とした場合は、昨日の大相撲九州場所が何時の昨日なのかを通常のウエブ検索でははっきりせず様々な情報が出てきてしまうため、2024年の結果が出てきたりします。
このあたりはGemini 3のThinking(思考)モードを使っても同じで、まだまだAIは改良の余地があることがわかります。
2025年時点では、はっきりと何時の内容を知りたいのか年月日などをはっきりさせる必要があることがわかります。
従来のチャットAIは、ある時点での内容を学習し、正しい文法で文字を出力でき、その時点での内容をほぼ正しく答えられます。
一方で最新の内容は学習していないので答える事は出来ませんでした。
最近の内容を答えられるチャットAIはRAGと言われる技術が使われています。RAGはRetrieval-Augmented Generation(検索拡張生成)の事で、その内容を通常のWeb検索した上で、それを元に回答を生成します。
Retrieval(検索)した上で、その情報を元に回答をGeneration(生成)します。
RAGが使われている場合、例えば2025年11月に「日本の総理大臣は誰ですか」と聞かれた場合、日本の総理大臣について検索し、2025年10月下旬に新しい総理大臣になったのが高市早苗だとわかります。その情報を元に、高市早苗が総理大臣だという回答を生成します。
RAGを使っていないと、回答の生成を検索せずにある時点での情報を元に回答を生成します。そのため、総理大臣の名前が古い内容から生成されてしまいます。今の総理大臣は誰かという直接的な質問でないと、RAGを使っていても間違えた回答になってしまう可能性はあり得ます。
ある政党の党首、体制、支持率、国の政治状況などに関するやりとりをしたいとします。
初めのチャットで
「これから政治に関するやりとりをしたいです。あなたは最新の政治内容を理解した政治評論家です。答える内容が古い情報でないか、最新の状況を確認した上で答えてください。回答内容は一般の市民向けに専門的な内容などはわかりやすくかみ砕いて答えてください。」
などと、内容を確認した上で答えるようにGeminiが答えるための「設定」を行います。
その上で、実際の質問をはじめていきます。
実際に「設定」した上でやりとりした例(2025年11月5日午前9時)
https://gemini.google.com/share/eccf3bca0117