Googleストリートビューで犯罪は増えたのか

道路沿いの風景を確認できるGoogle Street View(ストリートビュー)はアメリカで2007年に、日本では2008年に始まりました。

主に自動車の上に取り付けたカメラで走りながら撮影し、ほとんど全ての道路沿いの風景が確認できるサービスで、Appleも同じようなサービスをLook Aroundとして2019年に始めています。

Street Viewと個人情報保護

Street Viewでは個人の顔、表札の名前などはぼかし処理されています。

開始当初、欧米基準のカメラの高さでは部屋の中がみえるということで、2009年にカメラの高さが低くなりました。

その場所を確認できないようにしたい場合に建物全体のぼかし処理を依頼する方法も用意されています。

ぼかしのリクエスト方法 https://support.google.com/maps/answer/7011973

Street Viewで犯罪は増えたのか

窃盗犯などがStreet Viewを使って下見をするから窃盗犯罪が増えているのではないかという主張があります。

警察庁の統計によると日本では2003年をピークに窃盗犯などは激減しています。

Street Viewが公開され、ほぼ全国で確認できるようになって、スマートフォンが普及し利便性が向上しても、日本での窃盗犯の減少傾向に変化はありません。

2003年に比べると2008年に半減、さらに2015年頃にさらに半減し、その後も下がっています。