Google Playギフトカードの詐欺に注意
パソコンやスマートフォンを使っていると突然、警告画面などが表示され、それに従っているとなんだかんだでGoogle Playのギフトカード(他にはApple、Amazon、WebMoneyなど)をコンビニ等で買わせて、その番号を至急連絡しろという状況になる事があります。
これは全て詐欺です。
詐欺の可能性ではなくて詐欺です。
プリペイドカード詐欺、プリカ詐欺などとも言われているようです。
パソコンやスマートフォンを使っていると突然、警告画面などが表示され、それに従っているとなんだかんだでGoogle Playのギフトカード(他にはApple、Amazon、WebMoneyなど)をコンビニ等で買わせて、その番号を至急連絡しろという状況になる事があります。
これは全て詐欺です。
詐欺の可能性ではなくて詐欺です。
プリペイドカード詐欺、プリカ詐欺などとも言われているようです。
Google PlayギフトカードはGoogle Playでのアプリ等の購入、YouTubeでの購入しか使えません。
それ以外の用途、サポート、セキュリティ等の目的での電話、メール、SMS等をつかった支払い用に使う物ではありません。
Googleもしくは他の有名企業、政府機関等を名乗ってそのような用途に使わせようとする行為は全て詐欺です。
主にテクニカルサポート詐欺で使われている手法です。
詐欺の被害にあった場合
Googleに詐欺の内容を報告します。(返金は出来ないようです)
https://support.google.com/googleplay/answer/9057338
警察に連絡します。
日本のこの件の警察の相談電話番号は188です。110でもいいでしょう。近所の交番でも警察署でも良いです。
ギフトカードの割引販売サイトに注意
Google Playのギフトカードの番号を安く販売しているサイトがあります。
様々な詐欺等の温床のサイトになっている場所も多いようです。前述したギフトカード詐欺で不正に入手したギフトカードの番号が出品されていることがあります。
仮に詐欺で入手された番号を知らずに購入して、Googleアカウントに登録しようとすると、Googleのセキュリティ機能が作動し、ギフトカード詐欺の一味と判断される場合があります。Googleが不正に入手したギフトカードの番号と判断すると、アカウントが停止される場合があるようです。
どのようなサイトであっても、誰が出品しているかわからないサイトのギフトカード番号を購入することは止めましょう。ご自身のアカウントに問題が発生する可能性があります。
正規の販売店であるコンビニ等の信頼できるリアル店舗から直接購入してください。
人からもらった出所不明なギフトカードの番号を入力するのも止めましょう。不正な番号を入力しただけで、アカウントが利用出来なくなる場合があります。
ギフトカードの詐欺を回復できるか
Googleはギフトカードの返金はしないようです。
盗難された金品等を善意の第三者が知らずに取得した場合、被害者が善意の第三者から金品の請求をできるような法律上の決まりがあります。
法的には決まりはありますが、ギフトカードでは被害者が返金できないだけでなく、前述したように善意の第三者のアカウントも停止するような事もあるようです。
ギフトカード詐欺の被害にあった場合、盗まれた人の被害が戻らないだけでなく、使えないギフトカードを転売者から購入した場合にも被害をうける可能性があります。
ギフトカード詐欺による回復は出来ない判例もあるようですが、他社では資金決済に関する法律の範囲内で返金をしているケースもあるようです。詳細を確認したい場合は法律の専門家等に相談してください。
返金関連の有料情報に注意 も参照してください。
日本の「資金決済に関する法律」で払い戻しを制限する項目
ギフトカードなどのプリペイドカードは前払式支払手段で、払い戻しは法律で制限されています。
資金決済に関する法律 第二十条 五
前払式支払手段発行者は、第一項各号に掲げる場合を除き、その発行する前払式支払手段について、保有者に払戻しをしてはならない。
この法律で払戻しついては内閣府令で定める場合はこの限りではないとしていて、例えば
前払式支払手段に関する内閣府令(平成二十二年内閣府令第三号) 第四十二条
では
三 保有者が前払式支払手段を利用することが困難な地域へ転居する場合、保有者である非居住者が日本国から出国する場合その他の保有者のやむを得ない事情により当該前払式支払手段の利用が著しく困難となった場合
四 電気通信回線を通じた不正なアクセスにより前払式支払手段の利用者の意思に反して権限を有しない者が当該前払式支払手段を利用した場合その他の前払式支払手段の保有者の利益の保護に支障を来すおそれがあると認められる場合であって、当該前払式支払手段の払戻しを行うことがやむを得ないときとして金融庁長官の承認を受けたとき。
となっています。
ギフトカード詐欺の実行犯はどうやって儲けているのか
ギフトカード詐欺でギフトカードの番号を入手した犯人は、そのカード番号からどうやって利益を得ているのでしょうか。
詳細は謎ですが次の2つのパターンが考えられます。
カード番号を転売している
詐欺業者がアプリを提供していて、そのアプリに課金して利益を得ている
カード番号を安く販売しているサイトがありますが、不正に入手されたカード番号が販売されている場合があります。
このようなサイトで入手した番号を使うと、その番号がGoogleに登録されていて詐欺で盗まれた番号を入力した詐欺犯と認識される可能性があります。
(Amazonなど同様のサービスをしているプラットフォームでは、そのようなところから購入している場合、アカウントを凍結しているようです)
詐欺業者自身がGoogle Playでアプリを販売しており、そのアプリで盗んだ番号を使って課金すると、最終的には詐欺犯にGoogleから売上げが支払われます。(Appleは2020年に同様の案件でアメリカにおいて集団訴訟されています)