それはアカウントの乗っ取りではありません
アカウントの乗っ取り(ハイジャック、ハッキング)の被害はGoogleアカウントだけでなく、様々な企業、インターネットのサービスで日々大量に発生しています。
乗っ取りや不正アクセスは英語ではHijack、Hijacked、Hajacking、Hacking、Hackedなどとも言われます。
単に不正にアクセスされただけの場合、不正にアクセスされパスワードなども変更され完全に乗っ取られる場合などがあります。
本当にアカウントが乗っ取られるケースは実は多くなく、ユーザーの勘違いのケースもかなり多いです。
アカウントやパスワードを忘れただけの場合
アカウントやパスワードを忘れてアクセスできなくなる方は多いです。
単に自分のアカウントと間違えて他人のアカウントにログインしようとしている、パスワードの入力を間違えているだけなのに、自分のアカウントが乗っ取られてアクセスできなくなったと勘違いする方がいます。
他人のアカウントにログインしようとしている場合
自分のアカウントだと信じてアクセスしようとしているが、アカウントを間違えて他人のアカウントにログインしようとしている方がいます。
この場合、Googleアカウントの場合、アカウント復旧にメールアドレスや電話番号の一部が表示されますが、自分が設定していない物が表示されます。この段階で他人のアカウントにログインしていると気づけばいいのですが、誰かに乗っ取られて情報を書き換えられたと勘違いしている方がいます。
メールが転送されているだけの場合
ログインできなくなったアカウントから他のアドレスにメールの転送設定をしている場合、ログインできなくなってもメールの転送は続きます。
単なる迷惑メールなのか、間違えて送信されているだけなのかただ単にメールが届くだけで、不正に使用されていると勘違いする方がいます。
Googleアカウントの管理画面に知らないデバイス名が表示されている
Googleアカウントの管理画面に知らないデバイス名が表示されている場合があります
https://myaccount.google.com/device-activity
そこに表示されるデバイス名は、利用しているデバイスが確実に1つだけ表示されるわけではなく、場合によってはデバイス内の一部のソフトウェアによるアクセスも1つのデバイスとして認識されることがあります。
iPhoneを使っているのにMacと表示されたり、iPhone Xを使っているのに前使っていたiPhone 7が表示されたりします。
これはGoogleのシステムが誤認識しているためですが、デバイス名をどのように判断しているのかわからないため原因もよくわかりません。
本当にどこかからログインされた場合、新端末からのログインとして、メール等で通知があります。そのような通知がない場合は、自分の端末からの何らかのアクセスがそう記録されています。
時間、場所、iPアドレスから自分ではないと考えられる場合は、パスワードを変更する、サインアウトを試すなどしてセキュリティを強化してください。
パスワードを変更などすれば、自分が使っている何かがログアウト状態になると思われます。この場合は自分のログインだったことがわかります。
本人が使用している端末が記録されている場合でも、マルウェアによるアクセスがそう記録される場合もあります。この場合はアカウントが不正に利用される可能性があります。