YouTubeにカバー曲をアップロードするには

YouTubeには著作権上問題のある動画のアップロードは出来ません。

例えば有名歌手のCDを買ったとしても、その音楽を動画のBGMにするような事は通常出来ません。

これは収益化している、していないは関係ありません。どのような条件でも投稿できません。

しかし、アーティストによってはカバー曲のアップロードは許可している場合があります。

カバー曲のアップロード

著作権を持つアーティストが許可している場合、カバー曲のアップロードが可能です。最近はカバー曲という用語を知らず「歌ってみた」という用語を使っている方もいるようですが、他人が公表している曲を自分で歌う行為は一般的にカバーと言います。
カバーした曲を略してカバー曲と言います。

JASRACはカバー曲のYouTubeへのアップロードの判断をしていません。許可されているかどうかを調べるにはアーティスト、レコード会社などの本来の著作権者に問い合わせる必要があります。

アーティストによってはYouTubeでの収益を分配することで、アップロードや収益化自体も許可している場合があります。

詳細は対象となるカバー曲の動画から収益を受け取る

https://support.google.com/youtube/answer/3301938

カバー曲のアップロードの可否をJASRACは判断していません

JASRACは対象の管理曲をYouTubeにアップロードの可否に関して、委託元のアーティストなどから委託を受けていないので、JASRACに確認しても正しい答えは得られません。

YouTubeとJASRACの関係についてはYouTubeとJASRACを確認してください。

カバー曲のアップロードについて事前に許可を得る場合

カバー曲をアップロードする事を事前に許可を得たい場合、直接アーティストやレコード会社等、その音楽の著作権を直接管理している所に問い合わせてください。

カバー曲とは

カバー曲とは、オリジナルの音楽を独自に歌唱、演奏などした曲です。

次のような場合はカバー曲となると思われます

  • アカペラで歌う

  • 自分で演奏しながら歌う

  • 仲間内でバンドを組んで演奏して歌う

こんなカバー曲には注意

替え歌、極端な編曲などはカバー曲ではなく、日本の著作権上の翻案権や同一性保持権の侵害になる場合があります。

アーティストが許可した曲を、カラオケで歌った動画は、カラオケの伴奏に合わせて歌うので、カラオケの伴奏の著作権侵害になる場合があります。

他人が作成した伴奏に合わせて歌う場合、伴奏を作成した本人の許可を得ても、その音楽の著作権者に許可を取ったことにはなりません。

権利関係が不明な場合

カバー曲に限らず、自分が作成する動画の権利上の問題がある可能性がある場合は、法律の専門家に相談してください。

著作権関連で参考になるサイト

https://www.cric.or.jp/