GoogleやYouTubeを教育で活用
GoogleやYouTubeのサービスを教育で使用する場合、様々な面に注意する必要があります。
年齢
ユーザーの環境、スキル
利用する内容
様々面を配慮して利用する必要があります。
GoogleやYouTubeを利用出来る年齢は13歳以上
GoogleやYouTubeアカウントを作成出来る最低年齢は日本の場合は13歳からです。
実際には13歳以下の子どもがYouTube等を利用しているのが実態ですが、13歳以下はアカウント作成出来ないため、GoogleやYouTubeはサービスを利用しないように利用規約で定めています。
このアカウント作成の年齢制限はGoogleやYouTubeだけでなく、Appleなども同じです。
国によっては13歳では無い所もあります。
GoogleやYouTubeを13歳以下が利用する方法
アカウントを作れない13歳以下の子どもがGoogleやYouTubeを使う場合、次の方法があります。
YouTube Kidsを利用する
YouTubeを子どもが視聴する場合、保護者のアカウントを使い、保護者の管理下で利用する
ファミリーリンクを使ってアカウントを作成し、保護者が利用出来る内容を管理する
Google Workspace for Educationで学校が管理するアカウントで利用する
13歳は日本では中学1年生の年齢なので、小学校、中学校でGoogleサービスを活用するには実質Google Workspace for Educationの利用が必要になります。
ユーザーの環境を考える
全てのユーザーが、教育用に問題なく利用出来るインターネット環境があるとは限りません。動画配信するような場合、大量のデータ量が必要になるので、制限のある環境では満足に視聴できなくなることがあります。
Googleサービスはパソコン向けに作られている物が多く、スマートフォンだけでは満足に利用出来ない事が多いです。
最低限、次のことを確認した上で導入しましょう
ユーザーのインターネット回線は満足できる物か
満足して提供する環境を利用出来るデバイスを持っているか
提供する内容を自分で設定し利用出来るスキルがあるのか
自分たちが提供できる最適なサービスを考える
GoogleやYouTubeのサービスを教育に活用する場合、資料の配付、課題の管理、授業内容のオンライン配信など様々な用途に活用出来ますが、それぞれの内容をオンラインで配信するには、それぞれノウハウがあります。
いきなりオンライン授業をやろうと思っても、カメラ、マイクの問題から、配信方法、資料をどうするのか、内容はオンライン向けにどうしたらいいのか、質問を受け付ける方法など様々な問題があります。
一番簡単そうな資料の配付でも、どのような形式にしたらいいのか、その形式は利用者が使う環境で問題なく確認できるのかなど、一方的に行ってもうまく行くとは限りません。
自分たちが何が出来るのか、ユーザーの環境を含めて、最適なサービスを選びましょう。
教育に利用出来るGoogleやYouTubeのサービスの例
連絡
Gmail、Hangout Meet、Meet、Duo
資料の配付
Googleドキュメント、Googleドライブ、Google Classroom
授業の管理
Google Classroom
オンライン授業
YouTube、Hangout Meet、Meet
学校全体でのアカウントやサービスの管理
G Suite for Educatoin
教育目的での使用と著作権
日本の著作権法には教育機関における複製等(第35条)があります。
YouTubeでは著作権者がアップロードされている全てのコンテンツから著作権侵害のコンテンツを削除等が出来るシステムが導入されています。非公開でもYouTubeにアップロードされたコンテンツは全て検査されます。
著作権法の例外に該当するからとYouTubeに権利違反の動画をアップロードしても、著作権者はそのチャンネルが法律の例外の範囲内で使っているとは認識しません。
アップロードした動画に含まれる音楽など含めて、全てYouTubeの通常のルールに則って使う必要があります。
YouTubeに例外規定を使って動画をアップロードする場合、著作権者から許諾を得て、YouTubeシステム上で著作権侵害にならないような設定をしてもらう必要があります。(実質的にそのような事は許可されないと予想されます)