Googleストレージの仕組み変更 2021年6月より
Googleストレージの仕組みが2021年6月1日より変更になる「Storage Policy Update」が2020年11月11日に発表されました。
さらに2023年5月16日に、この「Storage Policy Update」が、「Inactive account policies」になり、より厳しい内容になりました。
未使用Googleアカウントに関する削除ポリシー (Inactive account policies)
この内容は2020年11月現在の内容です。
変更内容
従来は容量制限がなかったGoogleフォトの高画質データ、Googleドキュメントのデータが保存容量にカウントされる。
Gmail、Googleドライブ、Googleフォトで一定条件に当てはまる場合は、データが削除される。
一定条件とは保存容量の超過が2年以上続いている場合、サービスを利用していない場合
公式情報
https://blog.google/products/photos/storage-policy-update/
https://japan.googleblog.com/2020/11/storage-policies-update.html
https://support.google.com/photos/answer/9312312
https://support.google.com/drive/answer/9312312
https://support.google.com/docs/answer/9312312
https://support.google.com/mail/answer/9312312
https://support.google.com/googleone/answer/9312312
Googleフォトのデータ
Googleフォトはスマートフォンなどのデータを保存出来る機能があります。
スマートフォンからデータを保存する場合、元の画質(Original)と高画質(High quality)を選択できます。元の画質は撮影したデータそのまま、高画質は 静止画の場合は16 MP(メガピクセル)、動画は1080p(フルHD)以上の場合はこの画質に圧縮して保存します。2021年5月31日まではこの圧縮したデータはデータ量を消費しませんでした。
2021年6月1日以降にGoogleフォトに保存したデータは全て容量を消費するようになります。それまでにアップロードした高画質のデータは容量を消費しません。
容量超過した場合
Googleアカウントのデータ保存容量を超えた状態が2年間続いた場合、データが削除される場合がある。
サービスの利用がない場合
2年間サービスの利用がない場合、データが削除される場合がある。
Googleドライブのデータ
Googleドライブに保存したほとんどのデータはGoogleアカウントのデータ容量を消費します。2021年6月1日以降もデータ保存容量に関しては特に変更ありません。
容量超過した場合
Googleアカウントのデータ保存容量を超えた状態が2年間続いた場合、データが削除される場合がある。
サービスの利用がない場合
2年間サービスの利用がない場合、データが削除される場合がある。
Googleドキュメントのデータ
Googleドキュメント(スプレッドシート、スライド、図形描画、フォーム、Jamboardなど)のデータは2021年5月31日まで保存容量にカウントしませんが、2021年6月1日に保存する物からデータ容量としてカウントします。
容量超過した場合
Googleアカウントのデータ保存容量を超えた状態が2年間続いた場合、データが削除される場合がある。
サービスの利用がない場合
2年間サービスの利用がない場合、データが削除される場合がある。
Gmailのデータ
Googleのデータ容量自体には変更はありません。
容量超過した場合
Googleアカウントのデータ保存容量を超えた状態が2年間続いた場合、データが削除される場合がある。
サービスの利用がない場合
2年間サービスの利用がない場合、データが削除される場合がある。
サービスの利用がないと判断されない方法
単純にGoogleアカウントにログインしただけでは、サービスの利用をしたと判断されません。
各サービスで実際の利用操作が必要になります。利用したと判断される方法はそれぞれ異なり、公式のヘルプ等にも方法が書かれています。データ保存用にGoogleアカウントを維持したい場合は最低でも2年に一度、安全を見ると1年半に一度は該当のアカウントを利用することが必要になります。
実際に利用がないと判断された場合は事前にメールで通知されるので、メールを確認して何らかの操作をすれば削除される事は無いですが、利用操作を間違えていると最終的には削除される可能性もあります。
データが削除される最短日
2021年6月1日にポリシー変更が適用されるので、2023年6月1日に削除される可能性があります。
削除する場合は少なくとも3ヶ月前に通知するとしているので、3月1日には通知される物と思われます。