YouTubeでの著作権 よくある意見

YouTubeの著作権についてはYouTubeと著作権 よくある質問 で一般的な質問と回答をまとめています。

それに加えて、YouTube著作権システムの問題をYouTubeに伝えたいという方がたまに出てきていますが、ほとんどの内容は10年以上前からある物です。

そのような昔からある意見、提案等をまとめています。

Content IDが悪用されていることを発見した

YouTubeのContent IDは2007年から始まった著作権者が、YouTubeに無断でアップロードされた動画を検出できるようになるシステムです。2012年から削除だけではなくマネタイズの選択も出来るようになりましたが、このシステムが始まった頃から悪用はされています。

自分が権利者ではないのにこのシステムにデータを登録して収益を盗むなどが基本になりますが、様々な不正な利用もされています。中には不正ではなく単なるミスで検出されるようなことも、検出された楽曲名が全く違うようなこともありますが、間違っていた場合は、異議申し立てれば相手はミスを認める事がほとんどです。

悪用していた場合は、異議申し立ても認めないような事もあるかも知れませんが、最終的にはYouTubeは正しい内容を申し立てた方を権利者と見なします。

最終的に揉めた場合は裁判などになり、そこでの判断の結果をYouTubeに伝えることになります。

そこまでしようとしない、このような仕組みをよく理解していない動画投稿者が多いことを利用して、Content IDの仕組みを悪用している場合もあるようです。

このような悪用をYouTubeに伝えたい。

という方がいますが、Content IDのシステムが始まった事からある悪用で、YouTubeは悪用が確認されれば対応しています。

Content IDのシステムを悪用して個人情報が知られるのは嫌だ

Conten IDのシステムで、著作物の利用が検出され、異議申し立てする場合に、正確な名前や住所情報をYouTubeに入力する必要があります。

ここで入力した名前などの個人情報が、システムを悪用している相手に知られるのが嫌だから異議申し立てしないという方がいるようです。

実際にそれを元に相手が悪用した場合は、著作権以外の法律でも処理できるようになりますが、どうしても嫌な場合は、弁護士等に代理で申し立てを代行してもらう事も出来ます。

このContent IDシステムは法的に処理されます。最終的にこのシステムで解決しなかった場合は、裁判等で対処してもらう事になり、お互いの情報が無ければ処理できません。正しい内容を入力する必要があります。

悪用している人がいるから、個人情報を入力せずに使えるようにして欲しい、相手に情報を伝えないようにして欲しいというのはシステム上難しいです。

2020年すぎから、申し立ての際にYouTube上で表示される名前の設定が別途出来るようになっているようです。この場合は、動画再生画面自体での個人情報表示はありません。

海外の詐欺団体がContent IDシステムを悪用している

その詐欺団体と思われている団体のほとんどは、日本で言うJASRACのような各国の著作権関連の正規の団体です。

詐欺団体と言っている人達の方が、著作権に関する知識がなく誤解している事がよくあります。

本当に詐欺団体なのかはしっかり確認してください。

詳細はなぜフリー音源が権利侵害になるのか でも説明しています。

Content IDシステムを悪用している団体がいる

間違ったContent IDの申し立てを繰り返す団体、悪用している団体はContent IDシステムが使えなくなります。

もしもそのような団体を見つけた場合は、YouTubeのフィードバック機能などを使ってその旨を報告してください。

明らかに著作権侵害されているのに著作権者が対応していない

テレビ番組がどう見ても一般ユーザーによってアップロードされているなど、明かな著作権侵害があるのに、著作権者が対応していないように見える物があります。

本当に著作権者が何も対応していないかはわかりません。

著作権者が全く気づいていない事、対処方法がわからなくて何もされていない場合もありますが、ほとんどの場合は、何らかの理由があって対応されていないよう見えています。

実は対応されている例

権利者の対応状況は外部からはわからないので、権利者の対応が必要と考える場合は、本来の権利者に連絡してください。