YouTubeのポリシー違反はどう処理されるか

YouTubeの利用規約、コミュニティガイドライン、ポリシー等に違反している動画、チャンネルが見つかった場合、YouTubeのポリシーチムがその内容を判断し、何らかの対応を行います。

最終的に、チャンネルに警告が与えられる、動画に広告がつきにくくなる、その動画で収益化が出来なくなる、その動画が削除される、チャンネルにペナルティが与えられる、YouTubeパートナープログラム(収益化)から外される、YouTubeチャンネルが停止される、AdSenseアカウントが停止される、Googleアカウントが停止するなど、違反の回数、違反の内容によっていくつかのペナルティが与えられます。

誰がポリシー違反を判断するか

ポリシー違反は機械学習によって判断されることもありますが、基本的にはYouTubeのポリシーチームが対応します。

ポリシーチームというのは日本市場ならGoogle日本法人のポリシー部門(そのような部門はおそらくありません)が行うのではなく、YouTubeのグローバルのポリシーチームが対応しています。

YouTubeのポリシーチームとはYouTubeのポリシーを日々更新し、チャンネルや動画の最終的なポリシー違反の審査を行う組織です。どこか一カ所のオフィスに固まって存在しているわけではありません。世界中のオフィス等で勤務している多数のポリシーの担当者で構成されたグローバルのチームです。

Googleの組織体制についてはGoogleという会社でも解説しています。

判断が難しい問題についてはポリシーチームが話し合った上で決定します。

利用規約やポリシー

YouTubeの利用規約やポリシーなどは下に紹介するリンクにあります。

利用規約 https://www.youtube.com/t/terms
コミュニティガイドライン https://www.youtube.com/howyoutubeworks/policies/community-guidelines/
ポリシー https://support.google.com/youtube/topic/2803176

これらの利用規約やガイドラインは常に改正され、その時の状況に合わせて更新されています。

動画投稿者以外も利用規約やポリシー違反の対象になります

利用規約やポリシーは主に動画投稿者向けの物が書かれていますが、視聴者や利用者向けの物も書かれています。

例えばコメントの内容、YouTubeの利用方法自体に問題があると判断されれば、視聴しているだけでも利用規約違反となります。

YouTubeの判断が間違っていた場合

日々多くのチャンネルが利用規約やポリシー違反で停止しています。

その中には一部に間違った判断で停止している場合もあります。

自分の利用方法は問題ないはずなのに間違った判断で停止されたと思われる場合は、異議申し立てや再審査が可能です。

再審査をしても停止が継続することもよくあります。停止が継続しているがYouTubeの判断がおかしいと思う場合は、クリエイターサポート、YouTubeヘルプコミュニティ等に相談してください。

違反の判断はいつ行われるか

機械学習で判断される場合は、動画を投稿した時点で動画が公開される前に違反が判断される事もあり、一般的には動画投稿すぐに判断されますが、数年後に判断されることもあります。

ユーザーがYouTubeの報告機能で報告した問題についても、ポリシーチームが判断しますが、判断が難しい問題については最終的に決定するまで数日以上かかることもあります。

即時対応されるのは人命に関わる問題などの場合で、それ以外の場合は時間がかかることが多いです。

ポリシー違反と表現の自由

YouTubeは表現の自由を守りつつ、ポリシー違反かどうかを判断しています。

特定の国・地域だけの文化や常識、法律だけでなく、全世界の文化、法律などに照らし合わせて判断されます。日本では良くて画も海外では問題になること、海外では問題ないが日本では問題になることなどもあります。判断は各国・各地域の状況に精通したポリシーチームが様々な情報から慎重に行っています。

自分が気に入らないから報告したというだけの内容の場合は、最終的にポリシー違反とならない事もありますし、今までYouTubeが判断していなかった内容がユーザーからの報告により新しくポリシーとして判断の一部になる事もあります。

YouTubeへ意見を送る場合はGoogleとYouTubeのフィードバック機能 を確認してください。