レベル別動画・
評価基準例
おすすめ4選 いろいろなタスクで発話例が見られるものを選びました。
このページあるテスト例には、Common European Framework of Reference (CEFR)レベルの記載があり、ある程度のテスト難易度がわかります。CEFRでは、Pre-A1が最も低いレベルで、A1・A2・B1・B2・C1・C2と英語レベルが上がります。下の表を参照してください。
各レベルの学習者が典型的にはどのようなことができるかの解説の例は、こちら↓
https://cambridgecentre.jp/exams/cefr/
https://www.britishcouncil.jp/programmes/english-education/updates/4skills/about/cefr
欧州評議会(Council of Europe)協賛のもとに製作され、英語のCEFRレベルを示す例として世界中で使われているリソースです。
※Niveau A1はA1レベルを指します。
フランス人生徒の発話例(A1~C2)
レベルごとに発表・やり取り型(生徒同士)の発話が見られます。動画のタイトルにトピックが示されており、動画を見ればタスク内容も大体わかります。
Graded Examinations in Spoken English (GESE):英国の資格試験機関Trinity College Londonによるスピーキングテスト。
Pre-A1を含む稀少な大規模テストです。試験官1人と受験者1人で、初級ではやり取り型のタスクのみ行われます。
GESE初級受験者の発話例(Pre-A1~A2.1)
GESEテストのGrade 1(Pre-A1)からGrade 3(A2.1)までの例。
評価基準は全グレード対応のため抽象的ですが、各グレードに必要な言語材料などは試験情報(初級は14~18ページ)に詳しく記載されています。
英国ケンブリッジ大学英語検定機構による検定試験。スピーキングでは、受験者は2人、試験官も2人(試験官と評価官)というユニークな形式をとっています。
発表型・やり取り型両方のタスクを含み、やり取りでは受験者同士のものと、試験官対受験者のものを見ることができます。
ケンブリッジ英検受験者の発話例(A2~C2)
ケンブリッジ英検のA2 KeyからC2 Proficiencyまでの例。タスクシートも動画内で表示あり。
各受験者に対し、進行役の試験官は「全体的達成度」点(5段階)をつけ、観察者である評価官は以下の観点から分析的評価(各5段階)を行う。両者を合わせて最終素点が計算される。
語彙・文法(多様さと正確さ、話題の抽象度)
談話管理(B1以上。発話の長さ、まとまり、内容の関連度)
発音(明瞭さ、イントネーションや強勢のコントロール)
相互的コミュニケーション (やり取りの適切さ、会話の開始・保持がどの程度できるか)
GESEと同じくTrinity College Londonによる、Integrated Skills in English (ISE)のスピーキングテスト。リスニングと一体型で、動画の最後はリスニング部分です。
試験官との1対1のやり取りに加えて、事前準備を伴うプレゼンタスクを含む点がユニークです。
ISE受験者の発話例(A2~C2)
ISEテストのFoundation(A2)からV(C2)までの例。試験官が以下の観点について4段階で採点します:
コミュニケーション(会話の保持や発言の内容・適切さ)
相互的リスニング(相手の発話の理解度、試験官の発話の速さ、返答の速さと正確さ)
言語コントロール(語彙文法の多様さ・正確さ、誤りの程度)
音声面(発音の明瞭さ、イントネーションや強勢、流暢さ、聞き手への負担)
※動画と評価の解説(英語PDF)が同じページにあります
※評価観点は、コミュニケーション=CE、相互的リスニング=IL、言語コントロール=LC、音声面=Dと省略されています
もっと他の例も見てみたい方は、こちら(PDF)をご覧ください。
引用文献:
英検とCEFRの対応:https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/itemguideline.html
文部科学省の目標(外国語教育の抜本的強化のイメージ):https://www.mext.go.jp/content/000025257.pdf
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