1. 話すこと(やり取り・教員とのロールプレイ)道案内・実例3

測りたい力

身近な話題(道案内)について、基本的な語句や文を用いて、情報や考えを話して伝え合うことができる力


対応するCEFR-Jの記述

CAN-DO記述(A2.1の1つ目):順序を表す表現であるfirst, then, nextなどのつなぎ言葉や「右に曲がって」や「まっすぐ行って」などの基本的な表現を使って,単純な道案内をすることができる。


ロールプレイタスク:道案内

設定:

先生:海外から来た観光客

生徒:観光案内所のスタッフ


時間設定: 事前提示なし(即興) 準備時間 15秒(地図確認の時間) 話す時間 2分

地図:

Map.pdf

評価規準

評価規準 教員とRole play 道案内

採点の基準: 「思考・判断・表現」は以下の二つの条件に基づき、採点を行う。

  • 条件1:地図を見ながらであれば、聞き手は道案内が理解でき、1つ目の行き先にたどり着ける。

  • 条件2:地図を見ながらであれば、聞き手は道案内が理解でき、2つ目の行き先にたどり着ける。

採点の基準 教員とRole play 道案内

書き起こしを見る

T: I’m very hungry.

S: … Mm … do you like ramen?

T: Ah, yes. I like ramen. … How can I go to the ramen restaurant?

S: … Left. … Go left. … Turn right. … Turn right, … walk. … Ss … mm.(知識・技能)(思考・判断・表現 条件1

T: OK. Walk and

S: Walk … mm.

T: And I can see ramen restaurant.

S: Ramen restaurant … right.

T: Right. Ah, I see. Thank you. Then I’ll go there. After going to a ramen restaurant, I’d like to buy some souvenir.

S: Souvenir. … Turn left. … Turn left. Go long.(2分経過。時間オーバーのため、ここまでの発話を採点対象とするTurn left … there.思考・判断・表現 条件2

T: Then I can find souvenir shop. I see. Thank you very much.

採点結果:ccb


解説:

◆知識・技能 c

断片的な語句のみを使って話している。理解には努力がかなり必要。聞き手が理解するために文脈から推測したり、足りない語句を補ったりという行為をかなりしないといけない。

例:Left. … Go left. … Turn right. … Turn right, … walk.(Turn right. はどこで右に曲がるかがわからない。前の発話を言い直した可能性もあり、聞き手は努力して理解する必要がある)


◆思考・判断・表現 c

条件1・2ともに:断片的な表現のために、道案内ができていない。

例1:Left. … Go left. … Turn right. … Turn right, … walk.

例2:Souvenir. … Turn left. … Turn left. Go long.

◆主体的に学習に取り組む態度 b

2つの場所への道案内をしようとしている。

© 2022 スピーキング評価実行委員会