スピーキングテストの実施
スピーキングテストを行う方法を紹介します。
(1)テストの予告
事前に①スピーキングテストの日時や場所、②タスク形式、③問題例(または予想問題)、④ルーブリック、⑤どんな対策が必要かを生徒に伝えます。予告することにより、テストに向けて勉強する生徒が増え、自己調整学習にもつながる。
(2)テスト、及び採点の実施方法
実施と採点をいつ行うかには、4つのパターンがある。一般的に最も教員の時間的負担が少ないのは授業内でテストと採点を同時に行うことと考えられるが,ICTの導入も進んでおり、学校環境に適したパターンを選ぶようにする。
①授業内でテストと採点(同時)
授業時間内に、スピーキングテストを実施。採点も同時に行う。
②授業内にテスト・授業後に採点
授業中に生徒が発話を、録音または録画して提出し,後で教師がそれを採点する。ICTの活用も有効。
③授業外でテストと採点(同時)
放課後や定期テスト中の午後などを利用してテストを実施。採点も同時に行う。
④授業外でテスト・その後に採点
生徒が授業外で行ったパフォーマンスを録音または録画して提出し,後で教師がそれを採点する。
📚FURTHER READING
小泉利恵(編)(2022).『実例でわかるスピーキングテスト作成ガイド』 大修館書店
(2.2 STの作成)
© 2022 スピーキング評価実行委員会