1. 話すこと（やり取り・教員とのロールプレイ）道案内・実例4

測りたい力

身近な話題（道案内）について、基本的な語句や文を用いて、情報や考えを話して伝え合うことができる力

対応するCEFR-Jの記述

CAN-DO記述（A2.1の1つ目）：順序を表す表現であるfirst, then, nextなどのつなぎ言葉や「右に曲がって」や「まっすぐ行って」などの基本的な表現を使って，単純な道案内をすることができる。

ロールプレイタスク：道案内

設定：

先生：海外から来た観光客

生徒：観光案内所のスタッフ

時間設定：　事前提示なし（即興）　準備時間 15秒（地図確認の時間）　話す時間 2分

地図：

Map.pdf

評価規準

評価規準教員とRole play 道案内

採点の基準：　「思考・判断・表現」は以下の二つの条件に基づき、採点を行う。

条件１：地図を見ながらであれば、聞き手は道案内が理解でき、1つ目の行き先にたどり着ける。
条件２：地図を見ながらであれば、聞き手は道案内が理解でき、2つ目の行き先にたどり着ける。

採点の基準教員とRole play 道案内

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T: I’m very hungry.

S: Oh, … っと, first curve, … turn … left. … Go straight … で turn … turn right. … sandwich. …（知識・技能）（思考・判断・表現　条件1）

T: … Oh, Oh, Oh. So I can eat sandwich there. OK, then, after that, I need to go take a train.

S: Mm. … Eating sandwich after?

T: After eating sandwich.

S: … えー … right sandwich shop, go straight … go straight … garden mall left. Go straight … in front of station. （知識・技能）（思考・判断・表現　条件2）

T: Mm, mm. I see. OK, then I can go to the station. Mm, is there a sushi restaurant near the station?

S: Yes.

T: I see. Um, how can I go to a sushi restaurant from the station?（2分経過。ここまでの発話を採点対象とする）

S: … っと, go straight … turn, turn right. A sushi, near sushi.

T: I see. OK. Thank you very much.

採点結果：ccb

解説：

◆知識・技能　c

断片的な語句のみを使って話している。理解には努力がかなり必要。聞き手が理解するために文脈から推測したり、足りない語句を補ったりという行為をかなりしないといけない。

例1：Oh, … っと, first curve, … turn … left. … Go straight … で turn … turn right. … sandwich.（turn right. はどこで右に曲がるかがわからない。「で」と日本語で補っている。聞き手は努力して理解する必要がある）

例2：… えー … right sandwich shop, go straight … go straight … garden mall left. Go straight … in front of station.

◆思考・判断・表現　c

条件1・2ともに：断片的な表現のために、道案内ができていない。

例1：Oh, … っと, first curve, … turn … left. … Go straight … で turn … turn right. … sandwich.

例2：… えー … right sandwich shop, go straight … go straight … garden mall left. Go straight … in front of station.

◆主体的に学習に取り組む態度　b

2つの場所への道案内をしようとしている。