1. 話すこと(やり取り・教員とのロールプレイ)映画・実例4
測りたい力
身近な話題(映画)について、基本的な語句や文を用いて、情報や考えを話して伝え合うことができる力
対応するCEFR-Jの記述
CAN-DO記述(A1.3の2つ目):基本的な語や言い回しを使って、人を映画などに誘ったり、誘いを受けたり、断ったりすることができる。
ロールプレイタスク:映画に誘う
設定:
先生:同じクラスの留学生。映画に誘う。
生徒:映画に誘われる生徒。映画館の場所、待ち合わせ場所、待ち合わせ時間を提案する。
生徒の条件:土曜日には用事がある。アニメーションとアクション映画が苦手。
時間設定: 事前提示なし(即興) 準備時間 なし 話す時間 1分半
評価規準
採点の基準: 「思考・判断・表現」は以下の二つの条件に基づき、採点を行う。
条件1:カードの設定に沿って、自分の希望を伝えている。(土曜日に用事、アニメーションとアクションが苦手)
条件2:映画館の場所、待ち合わせ場所、または待ち合わせ時間について、自分から話している。または、自分から質問している。
書き起こしを見る
T: Would you like to go to a movie with me?
S: Yes.
T: Great. How about Saturday afternoon?
S: No. … I go to … I play tennis.(知識・技能)(思考・判断・表現 条件1)
T: I see. Um, when is your good day for you?
S: … I’m I free Sunday.(知識・技能)(思考・判断・表現 条件1)
T: Sunday. Great. I’d like to see animation movie.
S: No. … I don’t like action movie.(知識・技能)(思考・判断・表現 条件1)
T: I see. What type of movie do you like?
S: Mm … I like … mm I like … love story.
T: Love story. OK. Let’s go there, to see love story. Then, I don’t know much about this area. Where is a good place to watch a love story?(1分半経過)
S: Mm … ○○ … ○○.
T: Mm, I see. OK. And then, … what time should we meet?
S: Mm … eight p.m.(思考・判断・表現 条件2)
T: Eight p.m. at night. I see. OK, I look forward to it.
S: Thank you.
T: Thank you very much.
採点結果:bcc
解説:
◆知識・技能 b
多少の誤りはあるが、理解に支障のない程度の語彙や表現を使って話して伝えている。
理解に支障のない程度の音声等で話している。
例1:No. … I go to … I play tennis.
例2:S: … I’m I free Sunday.
例3:No. … I don’t like action movie.
◆思考・判断・表現 c
条件1:カードの設定に沿って、映画に行く予定の希望を、なんとか伝えられている。
例1:No. … I go to … I play tennis.
例2:S: … I’m I free Sunday.
例3:No. … I don’t like action movie.
条件2:話す時間1分半以内に、2つの条件を満たしていない。(もし時間を超えてもカウントするとしても、聞かれた質問には答えているが、自分からはほとんど話せていない。)
例:
T: ... And then, … what time should we meet?
S: Mm … eight p.m.
その他:
◆主体的に学習に取り組む態度 c
主に後半で受け身な姿勢が見られ、自分から話そうとしていない。
© 2022 スピーキング評価実行委員会