シルヴィ・ギエム カウントダウン「ボレロ」15,470 回視聴•2016/01/04
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シルヴィ・ギエム カウントダウン「ボレロ」■テレ東系「ボレロ」生中継 産経ニュース2015.12.6 11:59
シルヴィ・ギエム、9日から日本で引退公演 「私の野望は地球の救済」
東日本大震災後のチャリティー公演に励まされたという福島県の高校生、佐藤陽香さんから花を贈られるシルヴィ・ギエム。
「100年に1人」と称賛される世界的バレエダンサーで、今年の高松宮殿下記念世界文化賞(演劇・映像部門)を受賞したシルヴィ・ギエム(50)。今年限りの現役引退を表明した舞姫が最後のステージを飾る場所が、日本語で「エンガアル(縁がある)」と語る日本だ。9日から引退公演が始まる。(飯塚友子)
ギエムの海外初体験は16歳のときに訪れた日本。「まるで別の惑星にたどり着いたようで興奮し、強い印象を受けた。この30年間、日本を旅し、職人に会い、少しでも日本の洗練された美意識を理解しようとして、人間としても成長できた」
来日回数は46回、東京バレエ団との共演は海外公演を含め、254回を数える。東日本大震災発生直後も、放射能を恐れ、来日をキャンセルする外国人アーティストが相次いだ中、自らチャリティー公演「HOPE JAPAN」を企画し、東北でも踊った。
引退ツアーの締めくくりが日本になったのは偶然のタイミングだったという。引退理由について、「人生にはすべて始めがあり、終わりがある。その一環です。私は最後のときも自分で決断したかった。けがや意欲の低下でやめることは決してしたくなかった。遅過ぎるより、早過ぎる方がいい」と、潔い決断を語った。
しかし、引退公演への意気込みを問われると、揺れる気持ちがあふれ出た。「気持ちの上で、とてもつらくなるでしょう。それに引きずられないようにしながら、最後までベストを尽くしたい。最後の瞬間は、なるべく考えないようにしています」
親日家として、世界文化賞受賞を喜ぶ。「幸福に思いました。35年前から愛するこの国で、受賞できることを大変うれしく思う。私は単に愛しただけ。自分のしていることを愛し、それをしている場所を愛し、その相手を愛した。なすべきことをするため、社会のため、その社会の一部である文化のため、愛することが必要なのです」
今後の予定は白紙だが、これまでも力を入れてきた環境問題などに取り組みたいという。「私の野望は地球を救うこと。世界文化賞の賞金も地球のために使いたい。ただ、11歳から今までずっと活動してきたので、ダンスがない人生、舞台のない人生が分からない。それを少し考える時間が必要ですね」
日本各地で9~30日に行われる引退公演はいずれも全席完売となっている。31日、オーチャードホール(東京都渋谷区)で行われるカウントダウンコンサートでのラストステージ「ボレロ」は、テレビ東京系で生中継される予定。
【プロフィル】シルヴィ・ギエム
Sylvie Guillem 1965年、パリ生まれ。12歳のとき、体操競技で五輪国内予選を通過。パリ・オペラ座バレエ学校で学んだのをきっかけにバレエに転向。84年、19歳で最高位のエトワールに昇進。89年、英ロイヤル・バレエ団に移籍し、世界的な活動を開始。最近10年ほどはコンテンポラリーダンスにも取り組んでいる。