橋問叢書 を拝見して
W佐藤昭一:2021.9.19  Home

一橋の学問を考える会 橋問叢書を読んで、結構な記録が残っていたものだと、感銘しました。

「学者渡世」の特に前半を敷衍するもので、貴重なものです。ただしご母堂の芸術教育、歌舞伎役者、芸能人との接触は、叢書にては触れられていないので、拙文を参照されたい。

それにしても、電子データで橋問叢書があるのは、ありがたいことで、単に書籍・雑誌からだと、コピー画像か、筆写でもしないと諸兄に頒布できません。私の場合は、「読み取りソフト」でページごとにスキャンして、原文と対照しつつ校正を行います。

これまで、先生の幼年時代の人格形成を見てきましたが、京都大学哲学科に至るまでの思想形成、研究・関心事の変遷をかいつまんで報告したいと思います。戦時中・戦後の行動については、あらかたご存知と思いますが、それ以降は、名著「日本人の心理」に出てくる日本における社会心理学の萌芽について、考察してみたいと思っております。 どうか、皆様のご支援をお願いします。




P大島昌二:一橋の学問を考える会 橋問叢書 2021.9.17