永田兄
慶大教授片山杜秀教授は今年8月に延期された講演を実施予定です。片山先生は文芸春秋読者賞の委員に山内昌之先生の後を襲ってなり佐藤優との対談でも山内先生の後任として坂の上の雲を論じてます。小生これを読み触発されて坂の上の雲を再読しました。
結論は知っているのに昭和46年の初読と同じく一気に読みました。先生は佐藤優との対談で意外なことを言ってます。203高地を伊地知参謀長を退け児玉がなり大きな大砲を内地から送りこの攻撃で203高地を落とした頂上に登った兵の照準で山を越えて弾丸が旅順港の露艦隊に命中し全滅した。これが常識ですが先生はこの攻撃では沈んでない。もとから沈んでいたと言ってます。そうすると203高地の攻撃は必要なかったことになり先生は補給のない孤立した陣地は陥落は時間の問題だったというのです。参謀本部は乃木第3軍が早く旅順を落とし満州での露軍との大会戦に参加してほしかったのですがこれが大変に遅れた。8月の講演では歴史を後から講釈するにしてもではどうすれば良かったか最善だったか聞いてみたいと思います。
鶴田