33年net諸兄姉どの(2022.11.09)
10.02の(土)読書欄で<サラリーマン>の文化史、<サラリーマン>のメデア史の二つの本が紹介された。我々世代は読めば最も理解できるだろう。たまたま、一柳 良雄(いちりゅう よしお、 1946年1月3日生 - 、通産官僚出身、コンサルタント)が司会をするBSテレ東「日本の未来の総集編(登場者;平原依文(HI合同会社代表)、成田悠輔(イェール大学助教授 半熟仮想代表取締役)、水野友喜(LINK代表取締役)(2022.10.29)を見ていたら、一柳 良雄が言う通り歯に衣着せぬことを云っている、一橋大学特任准教授の成田悠輔の要旨である。添付した2冊の本の裏表という関係あるので紹介しておきたい。
成田は、上記のグラフを見ながら、曰く、【いまの若者は、資産はゼロ、ほば自転車操業、すごい貧困状態、目先の生活におわれ、何十年後かの、グローバルに考えろといっても、世界から虐待されている状況では、無理だろう。半世紀前と今と比べると、道もきれいだし、治安もよい、コンビニにいけば、100円、200円で、おいしい飲み物、食べ物にありつけ、銭湯やサウナでもいけば、そこそこ生きていくことができる。昔の貴族よりquality of lifeがよいと云える。
昔も貧困だったが、希望があった。がむしゃらに頑張れば、国を変えていける、社会を変えていける。いまの日本は既得権益、ずっしりと上の世代が重しになって、変えられないし、変えても見合うだけのメリットもない、ぐったりと緩やかの貧困の中で生きていくしいかない。
一つ希望をいえば、既得権益が大分崩れ去ってきた。一柳さん(東大、通産官僚)の前でこう云っては失礼かもしれないが、霞ガ関で一流官僚になろうと云うことは、だれの憧れでもない、昔からある大企業も安泰なのかと云われると、もしかすると、せいぜいソー二―と豊田ぐらいしか残らないかもしれない。入るとヤバい場所になってきている、ここにすがっておれば絶対安泰や、絶対勝ち組という場所が、ほとんどなくなってきている。現役世代が、総負け組になり、過半数をこえ、守るものがなくなったときには、やけくその力が、焼け野原からもう一度、立ち上がって来るもしれない。構造的な問題とか、長期的な視野、グローバルに見ている人は、逆に日本を捨て始めている。僕の知っている資産家たちは、ある種の絶望的ななかで、子供達を日本の国外に逃がそうとしている。】
成田の略歴「成田悠輔(なりた ゆうすけ、1986年[1] - )は、日本の経済学者、起業家、論客。イェール大学助教授、一橋大学 特任准教授、東京大学 招聘研究員、半熟仮想株式会社代表取締役。専門はデータ・アルゴリズム・数学・ポエムを使ったビジネスと、公共政策の想像とデザイン」
イチハタ
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