33年ネット諸兄姉どの
昨日、国立感染症研究所から現在伝播中のコロナウイルスは変異したコロナウイルスであるとのレポートが出ました。
新聞各紙、ネットでも流されています。
国立感染症研究所の発表文PDFから直接拾ってみました。
添付したハプロタイプ・ネットワークもそのPDFからです。
この研究は、感染力や重症化の可能性を示すものではありませんがわれわれ超々高齢者は、いつも重症化です、ますます動けなくなってきましたね。
『■ 現在発生中の主要クラスターの概要(7/16までの解析結果から)
・ 欧州系統●のまわりに地域に根ざしたクラスターが独自に発生し、それぞれの地域固有の特徴としてウィルスゲノムの系譜が確認された。
・ 欧州系統の同時多発は全国レベルであったが、その後発生した地域固有クラスター(欧州系続から1,2塩基変異を伴う)は現場努力によって少しずつ収束へ向かった(5月下旬)
・ しかしながら、6月上旬からすこしずつ感染者数が増加傾向へ転じ、その後、東京都を中心にクラスターの多発が確認された。
・ それに並行して7月上旬から地方でも陽性者が増加し、主要都市圈から注意喚起が発せられた。
・ 6月下旬以降をネットワーク図で分類すると、さらに変異が進んだ特定のゲノムクラスターを確認し、ネットワーク図(図1)・右下の離れたクラスター●(赤背景)を基点に全国各地へ拡散していることが分かった。
・ これらゲノム情報は、欧州系統(3月中旬)からさらに6塩基変異を有しており、1ヶ月間で2塩基変異する変異速度を適用すれば、ちょうど3ヶ月間の期間差となり時系列として符合する。
・ この3ヶ月間で明確なつなぎ役となる患者やクラスターはいまだ発見されておらず、空白リンクになっている。この長期間、特定の患者として顕在化せず保健所が探知しづらい対象(軽症者もしくは無症状陽性者)が感染リンクを静かにつないでいた可能性が残る。
・ 6月下旬から、充分な感染症対策を前提に部分的な経済再開が始まったが、収束に至らなかった感染者群を起点にクラスターが発生し、地方出張等が一つの要因になって東京一極では収まらず全国拡散へ発展してしまった可能性が推察された。
(ヘッデングを除きblack文字はイチハタ)
なお、「患者発生からゲノム確定用の検体RNA受領から結果の解析まで少なくとも1週間を要するため、この“主要クラスター″がどのレベルまで全国拡散しているのか未だ定かではない。全ての自沿体から検体RNAが提供されておらす、本件調査はバイアスを伴った比較評価であることが拭えない。全国調査が完徹していないため、更なる調査により評価結果を修正する可能性があることも予めご了承いただきたい。」とのことです。
イチハタ