2021.8.17 17:18
To EverNote黒潮丸
62才の時、アラスカからカナダまでの航海をした。
ケチカンからビクトリアまでの区間にクルー応募したのだった。
65フィートの一本マストのヨットで、ニューポートからホノルル、ジュノー、ビクトリアを経てニューポートに戻る航海の各レグでのクルーを募集していた。艇名は「Alaska Eagle」であった。
乗船者はゲストでもなく受講生でもなく、クルーである。操船技能を持ち、1人での夜間ワッチを受け持つ能力が求められる。募集人数は8人。約2週間の航海で、参加料は1人約20万円であった。私は日本から一人で参加した。
他に船長と1等航海士、コックの3人のスタッフが乗った。
いろいろと楽しい航海だったが詳しくはこちら
カナダ西岸を航く 右端が森下
最後の夜、お別れパーティで私が不自由な言語で参加して皆に助けられたことへの謝辞を述べると、「あの歌を歌ってくれ」とリクエストされた。ワッチの時、1人口ずさんでいたダンチョネ節を誰かが聞いていたらしい。
リクエストに応え、即席の英訳で解説して歌ったら大いに受けたのであった。
逢いはせなんだか 小島のカモメ 可愛いあの娘の泣き顔に
いやだやだやーだ 別れちゃ嫌だと
今も聞こえるさ この胸に ダンチョネ
Oh Seagull, did'nt you see a girl crying on that island?
When I left the island, she's crying.
Don't leave me. I love you. I miss you so much.
Her cry still echoes in my ear and in my heart.
Oh Seagull, did'nt you see a girl crying on that island?