敗戦時、私が北朝鮮城津に居たことは前に書いた。父が日本高周波鋼業城津工場に勤めていたからである。
1945年8月、15日に先立ってソ連軍が進軍してきた。まず製鉄工場を押さえようとの目論見であったと思われる。
進駐したソ連軍は毎日市内を行進し、連日我らが住宅を襲うのであった。その行進に際して彼らは必ず歌を合唱していた。合唱は声量といい、ハーモニーといい、子供心にも見事なものであった。我らはすぐにそれを覚え、歌ったのであった。
今日TVで、北朝鮮がウクライナに兵を出したことを自ら認めたと報じていた。そしてその画像で北鮮兵が歌を歌っていた。
まさに我らが覚えて歌ったあの行進歌、軍歌であった!80年前の歌声であった。
ただし歌のレベルはソ連軍に比ぶべくもなかったが。
北鮮兵ウクライナの野に征くという元寇の海に高句麗の舟 黒潮丸
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