先週箱根仙石原にあるポーラ美術館に行った。
これまで伊豆高原から何度も行った大好きな美術館だが、マイカーを手放してから疎遠になっていたのを小田原から直通バスがあるのを知って出掛けたのである。
モネ、マネ、マチスなど素晴らしい絵の本物が、よくもまあこんなところにと現実に並んでいる。
これを成し遂げたのが、かの名高きポーラレディたちだと思うと彼女たちの頑張りに頭を下げざるを得ない。
ポーラレディの実態を知ろうと思い立って「ポーラレデイ 頂点のマネジメント力」(本庄さやか 講談社 2016年刊)という本を古書で見付けて読んでみた。
ポーラレディの士気高揚のために書かれた本であった。
ポーラレディは現在も健在だが、名称はビューティディレクターBDと変わっている。
だからポーラレディになるための研修内容とか収入の仕組み、組織の明細などは書かれていなかった。
昔と違って簡単に居宅訪問が出来ないので、拠点販売が中心になっているようだ。リーダーは拠点確保に注力する。
この人は頂点にいる人なのだろうが、100ヵ所の拠点を抱えて、2016年に月商1億五千万円を達成している。そして2億円を目指している。
ポーラレディの手取りは3割と聞いたことがあるが、それだと4500万/月となる。拠点1ヵ所あたり45万である。1ヵ所数名だろう。頂点でそんなものか。
ポーラでは年に2回の全国大会がある。世界の各地で行われる。なんとルーブル美術館地下でやったこともあるそうだ。
一定の成績を挙げた人が招待される。この人のグループは60人も招ばれるそうだ
この人はそこに毎回ハロウィンのような仮装で登場する。大した営業マンだ。