情熱ドクターとは日本漢方の第一人者菅原健先生のことです。2月7日の33ネットでご紹介した「日本漢方の力」の菅原健先生に会うため2月13日と3月12日の2回甲府へ行ってきました。自宅を朝5時に出て5時間後に着きました。東武日光線新鹿沼発5:31、JR栗橋乗換6:41→新宿8:00特急あずさ5号南小谷行き、立川・八王子に停車、甲府駅9:28着。甲府駅南口からバス9:40→富士山を見ながら約20分、健友堂クリニックに到着。初診は予約できないルールがあり入口の掲示「午前中の診察は締切りました」を横目に受付へ。事情を話すと少し待って診察室に招じられました。先生の第一声は「はるばる鹿沼から、元気ですね!」でした。提出済みの問診票には「頻尿を治したい」と書いておきました。早速「脈診(血液の流れの強弱等)」を受け、次いで「腹診(胎内の患部を探る)」がありました。「かなり便秘してますね」との診断。次に妻の番。妻は「どこも悪いところは無い」と言い乍ら同行してくれたのですが、先生の診察で改善点がみつかり、来た甲斐がありました。隣の「アトム薬局」で漢方薬を私は2種、妻は1種出されました。診察も薬も健康保険が効くので、診察料は350円、薬代550円で、旅費が往復二人で1万円超と比べ、余りの安さに驚きました。
それから1ヶ月後3月12日の診察も数分で終わり、鹿沼の漢方医3軒の詳細な紹介A4プリントを渡されました。次回は鹿沼市内で同じ薬を貰えるようです。もちろん健康保険が効くと思います。
菅原健先生の著書「知られざる日本漢方のチカラ」にこんなことが書いてありました。(152ページ)「発達障害は脳の問題といわれますが、漢方の考え方では、人の発達は「腎」がつかさどるとしています。腎は寿命とも関係しており、腎のエネルギー=腎気は生まれたときに、その人の総量が決まっていて、加齢とともに減っていくと考えられています」。
(154ページ)「・・・(ある少年の)熱を下す治療は終了し、保留にしていた腎虚の治療にかかりました。処方は八味地黄丸といい、減ってしまった腎気を補います。通常は高齢者に処方することが多い薬ですが、発達が未熟な子どもにも適応があります」。
まさに私の頂いた薬は「八味丸」でした。ウチダの八味丸Mの効能をネットで調べると「疲れやすく,四肢が冷えやすく,尿量減少または多尿で口渇がある次の諸症;下肢痛,腰痛,しびれ,老人のかすみ目,かゆみ,排尿困難,頻尿,むくみ.」とありました。
頻尿と便秘はだいぶ改善されてきたような気がしますが、菅原健先生は「まだだいぶかかるでしょう」とのお話です。
健友堂クリニックhttps://www.kenyudo-clinic.com/