今年の小平祭では「一橋いしぶみの会」による「戦争と一橋生 一橋の戦没アスリート」と題するパネル展示会が開かれていた。
新聞でも「戦没 商大運動部員の足跡」(朝日5日)「夢絶たれたアスリート」(東京7日)などという見出しで紹介されたからご存知の方も多いことと思う。会期はわずかに2日だから見逃さないように早速、東一号館1303教室へ足を運んできた。
パネルは各運動部別にアスリートたちの写真と文字通り短かかったそれぞれの経歴が説明してある。太平洋戦争で亡くなった卒業生や学生の物故者は判明しているだけで835人という。
展示されている物故者はその中の一部に過ぎないが遺族との面談を含めてこれだけの資料を整理された「いしぶみの会」の尽力には頭が下がる。
早速33-ネットで紹介させてもらうことにして添付のような会場の写真を撮らせてもらった。いしぶみの会はもちろん大勢の来場を望んでいるが小平祭は明日で終り。
ただし、新聞には書いてなかったが、いしぶみの会と一橋新聞部の協力によって国立市市長室主催で「戦争と一橋生~11人の生涯を通して考える“生”~」と題するパネ
ル展が6月11日から27日まで国立市役所1階市民ロビーで開かれるからまだ参観の機会が失われたわけではない。
昨日到着した「如水会々報6月号」には100歳の長寿を迎えられた5人の先輩たちの探訪記事が載っていた。
これとあわせて、小平祭で青春を謳歌している青年男女を目の当たりにすると、多くの若人の命を鴻毛のごとく飛散させて国の為とうそぶいていた為政者たちの歴史も改めて紐解いて見たくなる。
小平祭はほぼ東キャンパスで行われていたが、この際西キャンパスへも足を運んでみた。
写真説明
0554 ちょうど昼時で室内が閑散としていた。右端に「いしぶみの会」世話人代表の竹内さん。
0557 一転してアトラクションのプロレス。いつの時代にも変わり種はいると見えて愉快なパフォーマンスを見せてくれた。
0563 花には見ごろがある。何度も来てはいてもこんな見事なツツジは見たことがなかった。
0566 西キャンパスは緑が滴っていた。東京の平地にもこんな緑があるとは昨日高尾山へ遠征したばかりの愚生の感想。
0565 植樹会通信(会報 6月)に福嶋教授が紹介されているトウジュロをカラーで。グラウンド方面の草むらも綺麗に整えられている。