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焙焼工程で水銀を取り出しリサイクルします。焙焼後、乾電池の外缶は鉄製品へ、亜鉛滓は微量要素肥料原料や亜鉛地金へ生まれ変わります。
乾電池リサイクルの現状
2009年の使用済みのリチウム一次電池を含む乾電池は、年間約4万9000トン※と推定されており、殆どが一般廃棄物として自治体によって回収・処理されています。この内、自治体で乾電池を分別されている場合は、野村興産(株)等で処理・リサイクルされています。その他の分別されていないものは自治体で、主として不燃ゴミとして安全に処分されています。
現在、国内で市販されている乾電池の使用済み品は、環境に大きな影響を与えるものではありません。環境への影響が心配されていた水銀は、国内では、マンガン乾電池が1991年、アルカリ乾電池は1992年から使用されていません(水銀0使用)。近年、資源有効利用の視点から乾電池の使用材料を有効に活用するための処理方法が、主要各国で研究されていますが、環境負荷、資源有効利用、エネルギー消費量、経済性など、総合的な視点で見て合理的な処理方法はまだ確立されておりません。このため電池工業会では新しい処理技術について情報を集めて検討すると共に、世界各国に建設された日本の電池メーカーの海外工場を中心として世界に水銀0使用の乾電池生産を広めるなどの努力を続けています。
廃乾電池処分について
廃乾電池の処理方法を教えてください。
乾電池は600℃~800℃の高温であぶって(これを焙焼といいます)、水銀を蒸気にして集めます。蒸気となった水銀を冷やし、銀色の液体の状態で回収します。その後、外側の鉄の部分は磁石でくっつけて回収してリサイクルします。残った亜鉛とマンガンは亜鉛の原料や土地改良財としてリサイクルされます。
乾電池の表示に「水銀0使用」と記載してあるから埋立てて良いですか?
「水銀0使用」と記載されていても、乾電池の原料に使用されている鉱物には元々少量の水銀が含まれています。また、乾電池は有用な金属の塊であり、リサイクルの観点からも埋立ては望ましいとは言えません。
古くなった電池や錆びた電池など状態の悪いものでも処理してもらえますか?
処理いたします。液漏れ等が起きている場合はビニール袋等に入れて排出して下さい。
どんな種類の電池・バッテリーでも処理・リサイクルできますか?
(例:バッテリー、携帯の電池、充電池)
乾電池を始め、適正に処理リサイクルいたします。詳しくはお問合せ先にご相談下さい。