連絡先 08061815481/hans.okada@gmail,com
投稿日: Jan 09, 2017 10:29:12 AM
RPFとは
RPFとは、Refuse Paper & Plastic Fuelの略称で、廃棄物の紙とプラスチックから成形して製造される固形燃料です。
石炭などの化石燃料に代わる新しいエネルギー源とされ、主に製紙工場などで、発電用ボイラーの燃料として使われています。
RPF(固形燃料)の有用性
RPFは、様々な観点から見ても非常に高い有用性を持っています。以下にRPFの優れた点をまとめました。
環境面
RPFは、廃棄物をサーマルリサイクルした燃料です。そのため、総合的なエネルギー効率の向上と化石燃料の削減によって地球温暖化防止に効果的です。
安定品質
原料とする産業廃棄物は、発生場所が明らかになっているため、品質の保持が行いやすく、またRPFの品質も安定しています。
熱量調整が可能
廃プラスチックと紙の混合比率を変えることで、熱量を調整ができるようになります。そのため、使用先の要求にお応えすることができます。
優れた取扱性
RPFは固形で、高密度のため、コークスや微粉炭などの化石燃料のような、高い利便性を持っています。また、貯蔵や取り扱いにも優れています。
高カロリー
RPFは廃プラスチックを主原料としているため、石炭やコークス並みの熱量の高さを持っています。そのため、化石燃料の代替品として使用できます。
経済性
石炭の1/3~1/2の価格帯といった特徴を持っています。また、灰化率が石炭に比べて1/3以下のため、残灰処理の費用が削減できます。
低排ガス対策
不純物が少なく、一定の品質を保っているため、燃焼状態が安定しています。そのため、塩素系ガスによるボイラーの腐蝕や、ダイオキシンなどの発生が少なくなっています。また、硫黄ガスも発生しにくいため、排ガス対策が容易という特徴もあります。