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投稿日: Sep 28, 2012 8:15:38 PM
いまは懐かしい昭和のバブル期の革新的経営者の一人がダイエーの中内功氏です。家業の薬屋でスタートして、ディスカウントストア>総合スーパー>総合流通業とまで
発展させたわけですが、凄まじかったのは出店のスピードでした。出店可能地があればできるかぎり買い上げ、どんどん多店舗化していったのです。その資金繰りの源は
地価の恒常的上昇でした。店舗の開業コストが土地価格の上昇分でチャラになるといわれたものです。好立地の土地を担保に金融機関から好条件の融資を引き出し、即座に次の出店に移るという具合で、一挙に百貨店を抜いて1兆円企業になったわけです。まさに不動産バブルに乗ったオペレーションの発想といえるでしょう。
バブル崩壊後は逆に負の遺産が重くのしかかり、しんがりをつとめる人材もいなかったことから悲惨な状況に陥ったわけですが、当時の輝きは決して忘れることができません。