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投稿日: Nov 16, 2016 7:55:52 PM
京都のリサイクル推進の問題点。
①採算性の問題 全面的資源安によりスクラップ価格が低迷、家電リサイクルシステムや小家電回収システムの参入企業の損益計算の仮想単価が揺らぎ、存続>拡大に影を落とす。プラスチックにおいては、専業プラントはなく、産廃系スクラップ系の企業が別部門として売買、輸出をしている状況。
②流通の法規制 たとえばペットボトルを産業廃棄物と規定する自治体が多いため、スーパーなどで納品トラックの帰り便で回収センターにはこぶ場合、運搬免許にくわえて産業廃棄物収集運搬免許が必要となるなど障害が多い
③国内市場の縮小化 企業のリデュース推進による小型化、共通部品仕様の導入による製品くずの減少やIT社会発展の中ペーパーレストレンドの進行にみられるようにリサイクルの需給シュリンクが予想され、海外輸出さらにはプラントごと技術移転等に活路を見出さなければならない。
④リサイクルの定義のあいまいさ 環境用語では「リサイクル」は「再資源化」することで産業廃棄物である木くずやウレタンフォームもリサイクル品である。経済用語では有価物(廃棄物の反対語)がリサイクル品で、リユース品も一般的にはリサイクル品と言われる。公報やマスコミ報道でもこれらがごっちゃに使われていて、環境問題の啓蒙上あいまいさを残し、理解が得られない一面がある。