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投稿日: Mar 07, 2018 2:46:42 AM
関西電力(大阪府大阪市)は、発電の際にCO2を排出しない同社の一般水力発電を活用した、法人向けの新たな電気料金メニュー「水力ECOプラン」を設定すると発表した。これは、一般水力発電(揚水発電・FIT電気を除く)のCO2排出量ゼロの付加価値を活用した特約メニュー。これに加入することで、顧客は使用する電力の全部または一部のCO2排出量をゼロにできるため、CO2排出量の削減に貢献する。具体的には、「地球温暖化対策の推進に関する法律」(温対法)の「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」において、CO2排出係数をゼロとしてCO2排出量「調整後」を算定することができるというものだ。このメニューは関西エリアで、特別高圧または高圧で同社の電気を使用する顧客が加入できる。顧客が使用する電力の全部または一部に対して適用でき、料金では、適用する電力量に対して、CO2排出量ゼロの付加価値分が加算される。料金単価は、顧客と協議の上決定する。この「水力ECOプラン」の申し込みは、3月5日から受付を開始した。今後、顧客と協議を行い、契約内容を決定した後、4月1日から順次適用開始となる。
東京電力は家庭向けにも水力発電電気を販売
東京電力エナジーパートナー(東京電力EP)は、発電の際にCO2を排出しない、東京電力グループの一般水力発電(揚水発電・FIT電気を除く)のみを販売する、法人向け電気料金メニュー「アクアプレミアム」を創設、2017年4月から第1号の顧客に提供を開始している。このメニューは、原則として、契約電力が500kW以上の顧客が対象で、使用する電力の全部または一部を同プランの電力でまかなうことにより、CO2排出量を削減することができるものだ。また、東京電力EPは2017年6月に、関東エリアの家庭の顧客を対象に一般水力発電を電源とした電気料金メニュー「アクアエナジー100」を創設し、申し込みの受付を開始している。