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投稿日: Jan 16, 2017 7:22:41 PM
原子力施設の運転等に伴って発生する放射性物質を含んだプロセス排ガスあるいは空気流を気体廃棄物と呼び、ほかに放射性の固体または液体の微粒子を含んだエアロゾルも気体廃棄物として扱っている。また通常では、そのガスあるいは空気流が環境に放出される箇所で「気体廃棄物」と呼ばれることが多い。原子力施設において、気体廃棄物の管理の方式は含まれる核種や量で異なるが、環境対策上重要なキセノン、クリプトン、ヨウ素、シュウ素などは、放出経路にフィルターを組み込んだ遅延放出回路を設定して、放射性物質の除去や放射能の減衰処理を行った後に放出するなどの処置を施している。尚、一般的な排出気体(排ガス、排CO2)は廃棄物に該当しない(廃棄物処理法)。