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投稿日: Sep 26, 2012 3:51:45 AM
結局のところ、コアコンピタンスとは、目に見える商品やサービス、あるいは財務内容とかではなく、形のない突き抜けた能力をさすことが多いようです。よくいわれるのが、
Appleのデザイン考案能力、TOYOTAのKAIZEN MOVEMENT、サントリーのやってみなはれスピリッツ、ニトリの1日1アイデア・・・・・・・
市況、環境が変化しても十分に対応しうる長年培われた無形資産といったところでしょうか!
ー無形資産ー
物的な実体を伴わない資産。特許や商標権、著作権といった知的資産、従業員の持つ技術や能力といった人的資産、企業文化や経営管理プロセスといったインフラストラクチャ資産などがこれに含まれる。実体を伴わないことから無形資産の評価は難しく、バランスシート(貸借対照表)には計上されにくいため、バランスシートから企業の真の価値を知ろうとすることは困難であるといえる。よって企業の真の価値を見出すには、より正確に無形資産の評価を行わなければならないということである。無形資産を評価する方法には、ブランドや特許に関する収入を予測して評価するインカムアプローチ、対象の無形資産と同じ無形資産を取得する場合に要するコストに基づいて評価するコストアプローチ、商標権に関する利益指標による倍率を利用したり類似ライセンス契約に基づくロイヤリティー料率を利用して評価するマーケットアプローチなどがある。ここでロイヤリティーとは特許権や著作権の使用料のことである。無形資産とは逆に、土地や家屋などの不動産、現金や有価証券など実体を伴った資産を「有形資産」という。
辛坊治郎氏の著書のなかで、落ち目の牛乳屋のしんちゃんが一念発起して建築の勉強を極め、リフォーム業で成功して街で一番高いビルを建てたというエピソードが出てくるのですが、
これこそまさにコンピタンスを生かした再生の成功例でしょう。