2018/4/7press 環境省の3R促進キャンペーン、約30トンの資源を削減
投稿日: Apr 05, 2018 11:43:43 PM
環境省は4月3日、2017年9月から11月にかけて行った消費者キャンペーン「選ぼう!3Rキャンペーン」において削減された資源の量、3R促進イベント「Re-Style FES!」での資源削減量についてとりまとめた。全国で集まった資源量は30,184kg
このキャンペーンは、3Rの取り組みの促進のために全国1,000店舗以上で実施した。リデュースにつながる詰替製品等の省資源商品やリサイクル製品などをキャンペーン対象商品として設定し、日常の買いものを通じて、消費者一人ひとりが、3Rや資源の大切さを認識・共感し、消費行動(商品選択)へ結びつけることを目的としたものだ。キャンペーンの集計結果によると、リユース・リサイクル行動数は691,147件。削減した資源量の総数は30,184kg、新たな資源を使用しなかった総数は817kgだった。なお、新たな資源を使用しなかった総数とは、詰替商品の販売・購入数に対して、これをボトル容器で購入した場合との資源量の差。
詰替対象商品別の資源削減量は、次の通り。
ライオン(東京都墨田区)製品の販売・購入数は273,285個で、ボトル容器で購入した場合との資源量の差は13,692kg。
ユニリーバ・ジャパン(東京都目黒区)製品の販売・購入数は286,735個で、ボトル容器で購入した場合との資源量の差は12,158kg。
ミヨシ石鹸(東京都墨田区)製品の販売・購入数は96,709個で、ボトル容器で購入した場合との資源量の差は4,100kg。
ロート製薬(大阪府大阪市)製品の販売・購入数は7,629個で、ボトル容器で購入した場合との資源量の差は234kg。
旭化成(東京都千代田区)の製品の販売・購入数は26,789個で、ボトル容器で購入した場合との資源量の差は817kg。
なお、このキャンペーンは卸売業者であるあらた(東京都江東区)の協力のもと、大手メーカー5社と複数の流通企業の連携により実現した。
「Re-Style FES!」での資源削減量
また、同省は3R促進イベント「Re-Style FES!」での資源削減量なども公表した。
これは、2017年7月から2018年2月にかけて全国7カ所で開催したイベント。日本唐揚協会(東京都渋谷区)と連携し、同協会が主催する大型グルメイベント「からあげフェスティバル」などとの共同開催として実施することで、より多くの来場者に対して資源の重要性や3Rに関する情報発信を実施した。イベントでは、通常使用される使い捨て容器を削減することを目的として、リユース食器の配布や利用の呼びかけを行った。これによるリユース行動数は8,880件。削減した資源量の総数は155.4kgだった。
環境省の取り組み「Re-Style」
環境省は、循環型社会のライフスタイルを「Re-Style」として提唱して、活動や取り組みの浸透を呼びかけている。「選ぼう!3Rキャンペーン」や「Re-Style FES!」は、この活動と連動したもの。