ハイリスクハイリターン/ローリスクローリターン。
投稿日: Jun 14, 2011 6:53:6 PM
我々は、福袋金融商品を売りまくって破綻したリーマンBにえらい目に会い今回は”安くて安全にエネルギーを供給する”原発に手痛い目に会い、被害者意識がどんどん膨らんでいる状況にありますが、ここで冷静に自己批判をすべきではないかとおもいます。すなわち昔からの原則で、投資はハイリスクハイリターン/ミドルリスクミドルリターン/ローリスクローリターンであるということです。かの紀伊国屋文左衛門も死を賭して嵐の中のみかん運搬により巨額の富を得、元本が保証されている定期預金では微々たる金利しかつきません。そう考えると、この地震津波の危険度の高い国で、”安全な原発で安価なエネルギーを供給して欲しい”というのはかなり無理がありそうです。一方で足らないエネルギーは当面の間は買ったらええやんとかんがえると、例えば天然ガスはかの宿敵でおどろおどろしい露西亜かとかんがえると国の存亡に関わります。中庸あんとして、A地域/危険度は高いが平時は安くて十分な量のエネルギーが確保される工業優先地域、B地域/素朴、始末、自然、節約をモットーにした自然優先地域に分割してはどうでしょうか。国あるいは地域から十分にリスクとメリットの説明を受けて、自己責任の下、どこで生活するかを決めるのです。