2018/3/2press 豊田通商、車樹脂部品のリサイクルで実証事業

豊田通商は28日、自動車の樹脂部品のリサイクルに向けた実証事業を始めると発表した。車の軽量化に伴って樹脂部品の採用が広がっているが、リサイクルは十分に進んでいない。今後３年間で実証に取り組み、効率的なリサイクル手法を研究する。実証には矢野経済研究所（東京・中野）や樹脂原料の再生加工を手掛けるいその（名古屋市）も参加する。まず車メーカーから樹脂種別などの情報提供を受けて回収候補部品を選定。３月から使用済みの自動車から部品を取り出し、破砕や粉砕した部品の劣化度合いの検証などを行う。 リサイクルに向けた課題を抽出したうえで来年度から効率的な解体方法、輸送時のコスト低減方法を検討する予定だ。