家庭ごみを減らす3つの理由(京都市)

投稿日: Jan 11, 2016 7:32:7 PM

ごみの減量は環境問題の身近な課題です

ごみになる前の製品は,もともと天然の資源を使って作られています。紙やプラスチック・ガラス・金属などを大切に使わなければ,将来,資源が足りなくなるかもしれません。また,製品の製造や運搬には石油などの多くのエネルギーが使われ,ごみを燃やしたときに発生する二酸化炭素は地球温暖化の原因にもなっています。

京都市のクリーンセンター・唯一の埋立処分場を長く使えます

市民の皆様が出したごみは,市が収集(民間業者が収集するマンションを除く)し,処理します。リサイクルできないごみは,クリーンセンターの焼却炉で燃やします。

現在3つあるクリーンセンターを長く大切に使うためには,定期的なメンテナンスと,約20年間使用した後の大規模改修が必要です。そのときには,市全体のごみを2つのクリーンセンターで処理するため,ごみの量を39万トンまで減らさなければなりません。

また,ごみを燃やした後には,大量の灰が残ります。その灰などを埋め立てるのが「埋立処分場」です。京都市には,山科区の音羽山に唯一の埋立処分場「エコランド音羽の杜」がありますが,毎日運び込まれる灰により,埋立処分場の寿命は徐々に短くなります。

ごみを減らして,クリーンセンターや埋立処分場を大切に使わなければ,ごみがまちにあふれてしまうかもしれません。

ごみの減量にいち早く取り組んで,京都の美しいまちを守りましょう。

ごみ処理のコストを下げられます

京都市のごみ処理には,年間261億円もの巨額の経費がかかっています。ごみ袋一つ当たり,いくらかかっているかは・・・,ごみ袋に書いてあるので,ぜひ見てくださいね。

ごみを減らすことは,ごみ処理コストの削減につながり,また,市民の皆様にとっても,ごみを出す際に使用する有料指定袋を小さなものにできるので,お財布にも優しくなります。

しまつのこころ条例(京都市)