音写規則

ここでは、各言語をアルカに音写する方法を示している。

日本語

日本語は原則としてヘボン式ローマ字に従うが、

以下に示す点で異なるので注意。

・「し」及びシャ行の子音は、shではなくxを用いる。

・「ち」及びチャ行の子音は、chではなくtxを用いる。

・ファ行にはfを用いるが、「ふ」はfuとしてもhuとしてもよい。

・ラ行の子音は、rではなくlを用いる。

・リャ行の子音は、ryではなくlyを用いる。

・長母音は、aa, ii, uu, ee, ooのように、母音字を重ねて表記する。

・「えい」「ええ」はいずれもeeとする。

・「おう」「おお」はいずれもooとする。

英語

英語は発音記号を通して音写する。

下表の発音記号は基本的にジーニアス英和辞典第5版(大修館)に従った。

※長母音は上表にあるものを除いて、母音字を重ねて表す。

※スラッシュがあるものは、左側に米国式、右側に英国式を示す。

※軟口蓋鼻音[ŋ]は、以下のように音写し分ける。

①母音の前ではg

②kまたはgの前ではn

③それ以外ではng

中国語

中国語は拼音を通して音写する。

・子音

※rには、原則としてrとzのどちらを用いてもよいが、儿化のrは必ずrと音写する。

・母音

※声調は考慮しない。

※-iは、zh, ch, z, c, sh, s, rの後ろに付くiを指す。

※bo, po, mo, foのoは、uoとしてもoとしてもよい。

※j, q, xに付くu, ue, uan, unを音写するときは、それぞれü, üe, üan, ünとして音写する。ただし、yは省いてもよい。

※uiはuei、iuはiou、un(j, q, xに付くものを除く)はuenと同様の音写をする。

※儿化が起こる場合、拼音ではなく実際の発音に従って音写する。