主題と相

主題

尋浦の基本語順はVSOだが、任意の要素を述語Vの前に出すことで主題化できる。

例)irusyt cen fistam dan taim. 今日学校へ行く。

例)cen fistam irusyt dan taim. 学校へは今日行く。

例)dan taim irusyt cen fistam. 今日は学校へ行く。

相(アスペクト)は動詞に接尾辞を付けて表す。

相接尾辞は、人称語尾よりも後ろに付けられる。

ただし、不定人称の-(l)yの後ろに相接尾辞を付ける場合は、-yと相接尾辞との間に緩衝子音-l-を挿入する。

例)irusyti cen fistam. 学校に行く。

例)irusyt cen fistam. 学校に行く。

例)irusytun cen fistam. 学校に行った。(移動の完了)

例)irusytama cen fistam. 学校に通っている。

例)irusylama sa cumson cen fistam. 子どもたちは学校に通っている。(不定人称)

無相は主に従属節で使われるため、ここでは例を挙げるに留める。

例)durgi in irusyti cen fistam. 学校へ行くのは嫌だ。

なお、後述するが、進行や継続は不変化文を用いて以下のように言う。

例)(ca)in irusyt cen fistam. 学校に向かっている。(進行相)

例)(ca)in irusytun cen fistam. 学校に行っている。(継続相(移動完了後、そのまま学校にいる状態))