人称接辞・所有接辞
人称接辞は動詞に付いてその主格・対格・与格を、所有接辞は名詞に付いてその所有者を示す接尾辞である。
主格・対格・与格人称接辞を一つの動詞に複数付ける場合は、主格→対格→与格の順になる。
また、人称接辞の付いた動詞に助動辞を付ける場合は人称接辞の後ろに助動辞が付き、所有接辞の付いた動詞に格語尾を付ける場合は所有接辞の後ろに格語尾が付く。
主格人称接辞(主格接辞)
動詞の主格に応じて、語末に接尾辞として付く。動詞で語尾変化が起こる点に注意。
現在では主格を省略した場合や連体節を作る場合にのみ使い、主格と共起するとやや古い言い方になる。
尚、下表にあるハイフンは接尾辞であることを明示するものであり、実際には書かない。
例) cenral 私が食べる = ar cen
対格人称接辞(対格接辞)
動詞の対格に応じて、語末に接尾辞として付く。動詞で語尾変化が起こる点に注意。
現在では対格を省略した場合や連体節を作る場合にのみ使い、対格と共起するとやや古い言い方になる。
ただし、主格とは異なり、対格人称接辞の使用は任意である。
尚、下表にあるハイフンは接尾辞であることを明示するものであり、実際には書かない。
与格人称接辞(与格接辞)
動詞の与格に応じて、語末に接尾辞として付く。動詞で語尾変化が起こる点に注意。
現在では与格を省略した場合や連体節を作る場合にのみ使い、与格と共起するとやや古い言い方になる。
ただし、主格とは異なり、与格人称接辞の使用は任意である。
尚、下表にあるハイフンは接尾辞であることを明示するものであり、実際には書かない。
所有接辞(属格接辞)
名詞の語末に接尾辞として付き、所有者を表す。名詞で語尾変化が起こる場合に注意。
現在では属格名詞と共起すると、やや古い言い方になる。
主格人称接辞とは異なり、所有接辞の使用は任意であるが、属格や与格よりは頻繁に用いる。
所有接辞の付いた名詞に格語尾も付ける場合は、所有接辞の後ろに格語尾が付く。(この場合、所有接辞の辞尾は変化しない。)
尚、下表にあるハイフンは接尾辞であることを明示するものであり、実際には書かない。
例) elezuqi あなたたちの本 = isye eles