代名詞と複数

人称代名詞

人称代名詞は、以下の通り。

人称代名詞は、常に冠詞を付けて用いられる(遊格については後述)。

ただし、冠詞を付ける際、以下のような規則がある。

    • 冠詞と人称代名詞の間にはスペースを置かない

    • エリジオンが起こる場合でも、アポストロフィを置かない

したがって、例えば一人称単数代名詞は、syt, dyt, lyt, cyt, tyt, danyt, sanyt, ... のような形になる。

ただし、遊格は特別に以下のような形を取る。

所有接尾辞

所有接尾辞は、名詞の後ろについて所有者を表す接尾辞である。

※母音で終わる語に付く場合は、括弧内のyが挿入される。

例)s'aloimm 私たちの馬が

複数

英語等と同様、複数の標示は義務的である。

複数は接尾辞-(o)nで表す。

子音で終わる名詞に付く場合には、括弧内のoが挿入される。

なお、一つの名詞に複数接尾辞と所有接尾辞を両方とも付する場合は、複数接尾辞を先に付ける。

例)cems 子ども > cemson 子どもたち

例)cemsonytt 私の子どもたち

指示代名詞

指示代名詞には、話し手との距離による区別がある。

近称は話し手側にあるもの、遠称はそれ以外を指す。

なお、有生性(人か物か)による区別はない。

冠詞を伴って用いられ、複数の場合には-onを付す。

近称(これ)

遠称(あれ)

tun

sun

例)sa tun これが / この人が

例)de tunon これらを / この人たちを

指示接尾辞

「こ(れら)のN」「あ(れら)のN」のように言いたい場合は、Nの後ろtus(近称)またはsus(遠称)を置く。

tuとsuは単複を問わず用いられる。

例)cen sui sus あの空へ

例)s'aloi tus この馬が

例)s'aloin tus この馬たちが