格助詞

格助詞は体言の後ろに付いて、その格を表す。

一つの体言に複数の格助詞が付くことはできない

また、他種の助詞と使う場合は、副助詞→準格助詞→格助詞→係助詞→遊助詞の順に置く。

景幡には5つの格助詞がある。

属格にはgeとseの2つがあるが、普段はgeを使う。

seはgeに比べて前後を結び付ける力が強く、

「本の虫」のように一語的に用いられる句に含まれる属格で用いる。

他には、「家の中の扉の鍵」のように属格が連続する場合、結び付きの強い1番目や3番目の「の」として用いることもある。

対格にもzeとziの2つがあるが、この2者に違いはない。

発音しやすい方を選んだり、話者の好みによって選んだりする。

なお、いずれの格助詞も、文脈上明らかな場合は省略することも可能である。

ただし、後ろに係助詞が付く場合は省略できない。(ただし、主格yaが主題係助詞naに続く場合のみ、yaを省略してもよい。)