連体節
連体節とは、名詞に係る節のことである。連体修飾節とも呼ばれる。
節が名詞に係るという点では英語などの関係詞節と同じだが、
波藍では日本語と同様に関係詞を使わず、動詞の連体形を使うため、その点で異なる。
基本的には、動詞に-äという形容詞化接尾辞を付けることで動詞の連体形を作る。
動詞に人称接辞が付いている場合は、それより後ろに-äを付ける。
例)cen (食べる) + ego(人) → cenä ego (食べる人)
例)nodo cen (御飯を食べる) + a(私) → nodo cenä a (御飯を食べる私)
例)cenal (私が食べる) + nod(御飯) → cenala nod (私が食べる御飯) = ar cenä nod
但し、動詞の後に助動詞や文末詞など、動詞とはスペーシングされて書かれる修飾語があって動詞に係っている場合は、以下のようにする必要がある。
① それらの修飾要素より後ろに代動詞biを置く。
② 被修飾語となる名詞がその動詞の主語でない場合は、biに人称接辞を付ける。主語である場合には何も付けない。
③ ②でできた代動詞または代動詞+人称接辞に、-äを付ける。
例)cen jan (食べない) + ego(人) → cen jan bä ego (食べない人) (egoはcen janの主語なのでbiに人称接辞は付かない。)
例)ar cen jan (私が食べない) + nod(御飯) → ar cen jan bala nod (私が食べない御飯)
例)canal jan (私が食べない) + nod(御飯) → cenal jan bala nod (私が食べない御飯)
また、連体節の始まりを明示して、節の始めに副詞"tomo"を置いても良い。