相には完成相進行相完了相継続相完結相、習慣相の6つがある。

完成相

動作の始まりから終わりまでを指す。

最も頻繁に使われ、動詞の後に相助動辞がない場合は自動的にこの相になる。

例)ar änce nä. 私は座る。

進行相 -ac

動作が進行中であることを指す。また、反復動作にも用いる。

例)ar änce närc. 私は座りつつある。(座面に向けて腰を下ろしている途中。)

完了相 -am

動作が完了したことを指す.

例)ar änce närm. 私は座った。(腰が座面に付いた直後。)

継続相 -öc

動作が完了した状態が続いていることを指す。

例)ar änce näyöc. 私は座っている。(腰が座面に付いた状態が継続している。)

完結相 -üm

動作の継続が完了した状態を指す。

例)ar änce näyüm. 私は座っているのを止めた。(座っている状態が終わった。)

習慣相 -ik

動作が習慣的に行われることを指す。