助動詞・助動辞
助動詞は日本語と同じように動詞の後ろに置く。動詞と助動詞の間には必ずスペースを置く。
日本語とは違って、波藍の助動詞は活用しない。また、助動詞に合わせて動詞が活用することもない。
助動辞は、役割に関しては助動詞と同じであるが、
専ら接尾辞として使われ、動詞との間にスペースが置かれないのが違いである。
また、助動辞も助動詞も使う場合は、助動辞は動詞と切り離せないので、「動詞(+人称接辞)+助動辞 助動詞」という順になる。※人称接辞については別項参照。
助動辞を動詞に付ける場合、語尾変化・母音調和が起こるので注意。
第Ⅱ類動詞:語尾脱落 例)hi+-et→het(×hyet)
第Ⅲ類動詞:有声音化 例)loc+-än→lojan(×locan)
第Ⅳ類動詞:長音化 例)mön+am→mönräm(×mönäm)
英語では助動詞を複数使うことはできないが、
波藍は日本語やドイツ語と同様に、複数の助動詞を並べて使うことができる。
助動詞を複数使う場合、助動詞は動詞とは切り離して書かれるが、助動詞同士は繋げて書いても良い。
ふつうは、意味的な纏まりを壊さないように注意しながら、2つ前後ずつ繋げる。
ただし、繋げて書いた場合は一語と見做されるので、語尾変化・母音調和が起こる。
助動辞も助動詞と同様、複数使うことができる。
この場合、助動辞同士は必ず繋げて書かれる。
ただし、助動辞同士を繋げる場合は、語尾変化・母音調和が起こる。
助動詞や助動辞を複数使う場合、重要なのはそれらを並べる順序である。
基本的には、右にある助動詞/助動辞が、それより左にある全ての助動詞/助動辞を修飾するので、それに沿って並べる。
どの順序にしても意味が同じになる場合は、態→相→時制→法の順に並べる。
前述の通り、助動詞は動詞との間にスペースを置くという性質上、助動辞より右に置くことになるが、
助動辞で助動詞を修飾したい場合、助動詞を助動辞より左に置く必要がある。
この場合は代動詞biを使って対処する。代動詞については別項で解説するが、これを使う場合、順序は以下のようにできる。
動詞(+人称接辞)+助動辞 助動詞 bi+人称接辞+助動辞 助動詞
これを応用すればどのような順序でも助動詞や助動辞を並べることができる。
以下に助動詞・助動辞の一覧を示す。
意味や用法については各項を参照されたし。
態助動辞
相助動辞
法助動詞
時制助動辞
非過去時制
過去時制
-Ø
-öt